車の値段ってどうやって決めるの?新車の値段の決め方のまとめ!
これが車の値段の決め方だ!
夏が終わりました。
日が暮れると、秋の虫達が鳴き始め、秋が一歩一歩近づいているのを感じます。
さて、今日のお話は、車のお値段についてです。
皆さんは車の値段は高いと感じますか?
それとも安いと感じますか?
車の使用用途や人それぞれの感じ方はあると思います。
では、車が店頭で売られる前の段階のお話をしましょう。
車のコンセプトを決める
まずは、発売される車のコンセプトですね。
何を主に置くのか?です。
例えば、女性にターゲットを合わせた時に、可愛くて使い勝手が良い、気の利くアイテムがあるなど女性に喜ばれる内容を盛り込む為の調査が行われます。
しかしどのクラスで発売するのか・・・軽自動車であれば、値段価格帯がある中で、何処まで内容を盛り込めるか?
しかし!他メーカーとの差はつけないといけない。
何にターゲットを置いて、どのようなコンセプトにするのかで、車の形も変わってきます。
車の形を決める
車の形とありますが、コンセプトが固まったら、そのイメージのデザインがされます。
デザインは、今後発売されるイメージの為、デザイン部門が一番の意見力を持っていると思います。
デザイン画も何度もの手直しの末、評価を受けた物が出来上がります。
それらを徐々に具現化していくことになります。
それは外観、内装など車の全てです。
設計部門
コンセプトを基にデザインが固まれば、次に設計部門に渡ります。
新しく生み出されたデザインが、果たして設計に於いて出来るものなのか・・・。
例えばボディで、曲線の多いデザインの場合、鉄板を曲げて曲線を作っていく技術が現行設備で行えるのか?
手作業で数台の車なら出来るでしょう。
時間もお金も惜しまず、その1台を造り上げる。
しかし、それは趣味の世界であって現実的ではありません。
例えば鉄板で、デザインの曲線を作るのが無理ならば、FRPやカーボンなどで造形することも可能です。
しかしコストは上がってしまいますね。
まして軽自動車ならば、そこにお金は掛けられません。
ではどうするのか?
デザインと設計との話し合いにより、デザインを優先するかデザインを変えるのか・・・しかし元のコンセプトがあるだけに、デザインは譲らない・・・どう折り合いをつけるのかは、戦いですね。
設計部門に於いては、パーツ毎に設計担当がおり、デザインされた車の中に、エンジンや足廻りなどの外装部品から内装の部品まであらゆる部品を設計し反映しなくてはいけません。
それらの設計されたものは、CAD上で各セクションと共有し1台の車を作り上げて行きます。
設計部門でシュミレートし、試作車として現物を作り上げます。
これが試作車1号です!
この車を組む為の部品は、全て試作品が用意され、実際に組み上げて行きます。
その中での問題点・・・例えば、部品の組付けが出来ないなどの問題点を洗い出して、また設計にフィードバックし、これを何度も繰り返し評価を受けて設計部門のOKが出ると、次は工場側へ移行します。
工場は、新しい車を量産するという事です。
設計上で組付け出来た車でも、工場で実際に大量生産を行うには、いろいろと問題点も出てきます。
まずは既存の設備でこの車は出来るのか?という事です。
新たなデザイン、新たな新機構などにより、既存の設備では出来ない、又は1人作業では工数が間に合わないなど、各部門が新しく誕生する車の評価をして、設計部門との折り合いをつける戦いが始まります。
設計部門で修正するのか、工場側で提示された条件で車を作るのか・・・です。
こちらの折り合いがついたら、いよいよ工場での試作車が作られます。
工場では、車を大量生産する為に、一部はオートメーション化され、コンベアで運ばれながら、各作業者が割り当てられた仕事を、割り当てたれた範囲の場所で作業を完結する事で、コンベアから出る時には、1台の車が完成しています。
それでは、工場の各部門を紹介しましょう。
プレス工程
まずはプレス課です。
プレスは名前のごとく、鉄板を型に押し込み、車の外観のパーツを作っていきます。
プラモデルをイメージしてもらえると分かりやすいでしょうか。
溶接工程
次に溶接課です。
プレス課で作られたパーツを溶接のロボットを使って接着していきます。
よくテレビなどで車が作られているシーンで火花が飛んでいるのを見た事をはないでしょうか。
化成工程
次に化成課です。
車の塗装部門ですね。
下地処理から、車種毎の色を塗っていきます。
塗るのは、ロボットが行っていますが、ロボットに塗装させる動きは人間が教え込みます。
これをティーチングと言います。
溶接課のロボットも同じように人間が動きを教え込みます。
組立工程
次に組立課です。
塗装されたボディに、車の部品を全て組み込んでいきます。
組立課では、各セクションに分かれており、下回りを組む係、内装を組む係など、沢山の係で構成されて、最終的には1台の車が完成して走り出します。
検査工程
最後に完成検査です。
まずは法規に適合されているか、検査機器を使用して検査をしていきます。
国の検査場と同じ検査を行います。
しかし工場で作られた車は商品なので、品質についても検査をしていきます。
仕様通りの車なのか、塗装やドアなどの段差、チリなど見栄えの部分についても検査をしていきます。
全てOKとなった車が、各お店に運ばれて行きます。
これが工場で車が作られる流れになります!
話は戻りますが、工場と設計部門との折り合いの中で、既存の設備が使えない場合は、新しい設備の導入や人が足りない場合は人を増員する事など、これらも評価を受けることになります。
ここで何度か【評価】という言葉が出てきました。
新しい車の発表・発売は、コンセプトが決定する段階で、すでに決まっています。
その為、発表・発売に遅れる訳にはいかないのです。
発表・発売時期に向けて、いつまでに何をしないといけないのか?
各部門がやるべきことをしなくては、間に合わないことになります。
都度評価があり、その段階で品質のトップ・予算のトップに報告しOKが出ないと先に進めず、改善を繰り返し、最終的に品質安全宣言を各部門が品質のトップに宣言し、全部門問題なし品質のトップがOKを出したら、いよいよ生産の開始となり、各店舗へ運ばれて行きます。
さて、タイトルの車のお値段についてですが・・・
お気づきになったでしょうか。
本当に沢山の方が携わっているのが分かりますでしょうか?
無の状態から、新しいものを生み出し何度かトライを繰り返し、品質を上げてあらゆる部品が車に装着されていきます。
新しい設備の導入や人の増員など、新しい車を世に出すには、沢山のコストと人の労力が掛かっています。
発売して何年で何台売れば、利益に転じるのか計画されていますので、お客様に渡る車1台1台にその費用が載っています。
CMでのイメージも必要なので、起用される芸能人の方のコストも入っていますね。
今後、車を買う機会には、沢山の人の手で作り上げられた1台である事を思い出して頂ければ、その車のお値段は、納得ゆくものになるのかもしれませんね。
それでは、愛車とともに楽しいカーライフをお過ごしくださいね。
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