工具セットの定番!ソケットレンチの使い方は?
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工具セットの定番!ソケットレンチの使い方は?
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自動車整備の整備士の方が、「ジージー」、と音を立ててレンチを左右に往復させて振っている絵を見たと事がある方は多いと思います。
あのレンチは、機械イジリ系の作業の際に、必要となってくる「ソケットレンチ」です。
今回は、ボルトを回す作業の際に大変便利な「ソケットレンチ」の使い方を解説します。
この記事では、ソケットレンチの使い方が分からない方、どういった作業の際に使用するといいのか、と言った疑問を解決します。
この記事を読んでいただくと、
・ソケットレンチの使い方が理解できる
・使用すると便利な場面がイメージできる
・ソケットレンチセットの選び方が理解できる
と言ったメリットがあります!ぜひ最後まで読んでいただき、ソケットレンチ選びの参考にしてください!
ソケットレンチとはどんなものか?
ソケットを交換することにより、多用なネジ類を回すことができる工具です。
「ラチェットハンドル」、と「ソケット」、を組み合わせて使用します。
ラチェットハンドル部は、一方方向の力しか、回転力として伝わらない機構が備わっており、これにより腕の往復運動が、回転運動に変換されます。
この回転部の機構を、「ラチェット機構」と呼び、ラチェットハンドルの名前の由来です。
ソケットには、形状やサイズが様々存在し、対象のネジに合わせて交換します。
これらを組み合わせて、「ソケットレンチ」と呼びます。
「ラチェットレンチ」と呼ぶ場合もあります。
ソケットレンチはいつ使うの?
奥まった場所のネジを回す際には、大変重宝します。
深い穴の中にネジがある場合にも、必要です。
これらの作業の際には、ソケットレンチがないと、作業自体が出来ないです。
代表的には車や、バイクのメンテナンスを行う時です。
ソケットレンチを購入される方の大半は、車、バイク、等の機械メンテナンスでの使用がメインの用途になってきます。
得にエンジンルーム内での作業では、ソケットレンチが必須になってきます。
カーナビの取り付けの際にも、奥まった場所にネジが止まっている事が多いので、使用する場合もあります。
タイヤ交換を行う際にも、使用すると作業性が一気に上がります。
一般家庭用途であれば、比較的大型の組み立て式家具を組み立てる際には、とても便利で、楽に作業を進める事が出来ます。
ソケットレンチの使い方は?
回したい対象のネジに応じたソケットを、ラチェットハンドルに装着します。
回転方向の切り替えレバーがあるので、回したい方向に切り替えます。
メーカーにより、倒した方向に回せるものと、倒した逆方向に回るものがあります。
使用前に確認してから作業してください。
ソケットの交換は、強めに引き抜けば外れるタイプと、リリーススイッチ式のものがあります。
引き抜きタイプ
引き抜きタイプは、引っ張れば外れ、押し込めば装着できます。
スイッチ式より価格が安めですが、不用意に外れる恐れがあります。
リリーススイッチ式
リリーススイッチ式はスイッチを押しながら、取り外し、取り付けを行います。
前者のタイプより、価格が高めですが、不用意に外れる心配は無いです。
[使用上の注意]
・ボルトサイズに合ったソケットを選択する
・ソケットとレンチは確実に装着する
・ソケットをボルトに確実に差し込む
・ソケットとボルトが外れないように押しながら回す
・過度な力を掛けない(ボルトが折れる場合がある)
以上の点に注意して、作業してください。
ソケットレンチの特徴は?
1本のレンチで、多様なネジを回す事が出来ます。
一般的な「スパナ」、は実際の作業の際は複数種類用意する必要がありますが、ソケットレンチは、ソケットさえ交換すれば複数種類のネジに対応できます。
また、ラチェット機構により、工具を掛け直さなくても、連続的にネジを回せるので、高い作業性が実現できます。
肉体的、精神的にも楽に作業ができるので、落ち着いて確実に作業が進められます。
通常のスパナではうまく振り回しができない場所でも、小さな振れ角でレンチが回せるので、非常に狭いスペースでも、ネジが回せます。
ソケットレンチセット購入の際の注意点は?
サイズ選びが重要なので、注意して選んでください。
ソケットレンチのサイズは2つの項目があります。
全長を見よう
1つが、レンチ自体の全長です。
長い方が力はかかりやすいですが、当然作業スペースは広く必要です。
ソケット取り付け部のサイズを見よう
もう1つが、ソケット取り付け部のサイズです。
「差し込み角」、と呼ばれていて、規格で定められた寸法です。
一般的に販売されている商品は、「6.35mm(1/4sq)」、「9.5mm(3/8sq)」、と「12.7mm(1/2sq)」、とがあります。数字が大きいほど、強い力の作業に使用できますが、レンチ自体が大きく、重くなり、作業性は落ちるので、適切なサイズを選択します。
車やバイク整備の最適なサイズ
車や、バイク整備であれば、9.5mmが適切です。長さは、200㎜が丁度いいです。
一般的なソケットレンチのサイズになります。
大きな力を必要とする作業
タイヤ交換など、大きな力がかかる作業では、12.7mmを使用します。
長さは、300mmが良いです。
タイヤ交換のみに使用するのであれば、450mm以上の物を購入してもいいです。
力が掛かりやすいので、作業がしやすいです。ただし、過度な力をかける事も出来るので、他の作業には適切ではないです。
軽整備には
6.35mmは自転車整備など、比較的小さい力の場面で使用します。
長さは、150mmが適切です。小さい力しか掛けないので、短めの方が使いやすいです。
ホームセンターにて販売されているセット品で、価格が安い商品には、6.35㎜の商品があります。
9.5mmと見かけが似ていて、間違う場合があります。
9.5㎜と間違えて購入してしまうと、耐えられる力が弱く、うまく力も伝わらないので、「使えない工具」、となってしまう場合があります。
他のサイズでもそうですが、サイズは良く確認して、適切な物を購入してください。
初めに揃えておきたいソケットは?
ソケットの種類は6角ソケット。
サイズは、8mm、10㎜、12㎜、13㎜、14mm、17mm、19mm、があれば充分でしょう。
基本中の基本の構成です。
大半がこの構成になっています。
追加の工具として、「エクステンションバー」が便利です。
付属されているセットもあります。長さは、「75mm」、場合によっては「150mm」があると便利です。
これはハンドル部と、ソケットの間に取り付けて、ソケットを伸ばしたような状態にする工具です。
ネジ部が、入り組んでいる場合には、これがないと作業が出来ません。
深い穴にネジが入っている場合等も同様です。通常の場面でも、ネジとハンドルの握る部分の距離が取れるので、作業性が良くなります。
最後に
大変便利なソケットレンチですが、用途に応じたサイズを選ばないと、逆に作業性が悪くなります。
また、過度な力が掛かるので、ボルトや周囲の機器を痛めてしまう場合もあります。
使用の際は、ボルトサイズに合ったソケットを選択し、確実に取り付けてください。
力が掛かりやすいので、小さな力のつもりでも、ボルト部分には大きな力が発生しています。
回している最中に外れると、事故やケガの恐れがあります。
正しく使用して、快適なDIYライフを送ってください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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