バッテリー上がりの原因と正しい対処法とは?エンジン始動できない時の完全ガイド
車のエンジンがかからない原因として最も多いのが「バッテリー上がり」です。
突然の始動トラブルに焦ってしまう方も多いですが、正しい対処法を知っていれば落ち着いて対応できます。
本記事では、バッテリーが上がる原因から具体的な復旧方法、やってはいけないNG行動、さらに予防策まで、整備現場の経験を踏まえて詳しく解説します。
バッテリー上がりとは?エンジンが始動できない仕組みを理解する

バッテリー上がりとは、車のバッテリーに蓄えられた電気が不足して、エンジンの始動に必要な電力を供給できなくなった状態を指します。
この状態になると、スターターモーターが回らず、エンジンをかけることができません。
まずは、バッテリーが上がるとどうなるのか、その仕組みから見ていきましょう。
バッテリーの役割とエンジン始動の流れ
自動車のバッテリーは、エンジンを始動するために欠かせない部品です。
エンジンをかけるとき、キーを回す(もしくはスタートボタンを押す)と、バッテリーからスターターモーターに電力が供給されます。
スターターモーターはエンジンのクランクシャフトを回転させ、エンジン内部で燃料と空気の混合気を圧縮・点火することで、エンジンが始動する仕組みになっています。
このプロセスには大きな電力が必要で、バッテリーの電圧が不足していると、スターターモーターが十分に回らず、エンジンが始動できません。
一般的に、健全なバッテリーの電圧は約12.6V〜12.8V程度ですが、エンジン始動には最低でも10V以上の電圧が必要とされています。
バッテリーが上がった状態では、電圧が9V以下にまで低下していることも珍しくありません。
バッテリーが上がったときの具体的な症状
バッテリーが上がると、以下のような症状が現れます。
エンジンをかけようとしてもスターターモーターが回らない、もしくは弱々しく回るだけでエンジンがかからない状態が最も典型的な症状です。
メーターパネルのライトが点灯しない、または非常に暗い状態になります。
室内灯やヘッドライトが点かない、もしくは通常より暗く点灯します。
キーレスエントリーやスマートキーが反応しない場合もあります。
「カチカチ」「ジジジ」といった異音だけが聞こえて、エンジンが始動しないこともあります。
これらの症状が出た場合、まずバッテリー上がりを疑うのが整備現場の基本です。
ただし、スターターモーター自体の故障や、セルモーターの不具合でも似た症状が出るケースがあるため、状況によっては専門家の診断が必要になります。
バッテリーが上がる主な原因|なぜ電力が不足するのか

バッテリー上がりには、いくつかの典型的な原因があります。
原因を知っておくことで、日常の使い方を見直し、予防につなげることができます。
ここでは、整備現場でよく見られる原因を詳しく解説します。
ライトやエアコンの消し忘れ
最も多い原因の一つが、ヘッドライトや室内灯、ハザードランプなどの消し忘れです。
エンジンを切った状態で電装品を使い続けると、バッテリーの電力だけが消費され、充電されることがありません。
特に古い車種では、ヘッドライトの自動消灯機能がないため、うっかり点けっぱなしにしてしまうケースが頻発します。
一晩ライトを点けっぱなしにしただけでも、バッテリーが完全に上がってしまうことは珍しくありません。
最近の車はオートライト機能や消し忘れ警告音が付いている車種も増えていますが、古い車や一部の車種では注意が必要です。
また、エアコンを動作させたまま停車して長時間過ごすと、アイドリング状態でもバッテリーに負担がかかり、電力が不足する場合があります。
長期間乗らない・短距離走行が多い
バッテリーは、エンジンが動いている間にオルタネーター(発電機)によって充電されます。
しかし、車を長期間使わない状態が続くと、自然放電によってバッテリーの電力が徐々に減少していきます。
一般的に、2週間から1か月程度使わないだけでもバッテリーが上がる可能性があります。
特にリモコンキーやセキュリティシステムなど、常時微弱な電力を消費している装置がある車では、自然放電が早まる傾向があります。
また、近所への買い物など短距離走行ばかりを繰り返していると、エンジンの稼働時間が短く、十分な充電ができないまま電力を消費してしまいます。
エンジンをかけた直後はスターターで大量の電力を使うため、その分を回復させるには一定時間の走行が必要です。
整備工場では、最低でも20分以上の連続走行を推奨しています。
バッテリーの劣化・寿命
バッテリーには寿命があり、一般的には2年から5年程度で交換時期を迎えます。
使用環境や車種、走行頻度によって差がありますが、劣化したバッテリーは十分な電力を蓄えられなくなり、バッテリー上がりを起こしやすくなります。
特に夏場の高温や冬場の低温はバッテリーに大きな負担をかけるため、劣化が早まる原因となります。
夏はエアコンの使用頻度が高く、冬はエンジン始動に必要な電力が増えるため、季節の変わり目にバッテリートラブルが多発します。
バッテリーの製造年月日は本体に記載されていることが多く、3年以上経過している場合は交換を検討するタイミングです。
ディーラーや整備工場では、定期点検時にバッテリーの状態をチェックし、劣化具合を診断してくれます。
オルタネーター(発電機)やレギュレーターの故障
バッテリーに充電を行うのはオルタネーターという発電機ですが、この部品が故障すると、エンジンが動いていても充電が行われません。
オルタネーターの故障は、走行中にバッテリー警告灯が点灯することで気づくケースが多いです。
また、電圧を調整するレギュレーターという部品が故障すると、過充電や充電不足が起こり、バッテリーに負担がかかります。
これらの故障は、バッテリーを交換しても再びバッテリー上がりが発生する原因となるため、専門的な診断が必要です。
整備工場では、テスターを使ってオルタネーターの発電量やレギュレーターの動作を確認します。
オルタネーター本体の交換費用は、部品代と工賃を含めて3万円から8万円程度が相場となります。
電装品の増設や漏電
ドライブレコーダーやカーナビ、オーディオシステムなど、後付けの電装品を多く取り付けている場合、バッテリーへの負担が増加します。
特に、駐車監視機能付きのドライブレコーダーは、エンジン停止中も電力を消費するため、バッテリー上がりの原因になりやすいです。
また、配線の劣化や不適切な取り付けによって漏電が発生すると、常に微量の電力が流れ続け、バッテリーが知らぬ間に消耗します。
漏電は目に見えないため、原因の特定が難しく、専門の診断機器が必要になるケースもあります。
電装品を増設する際は、信頼できる専門店で正しく配線してもらうことが重要です。
バッテリー上がりの正しい対処法|具体的な復旧方法と手順

バッテリーが上がってしまった場合、いくつかの対処法があります。
状況や手元にある道具、周囲の環境によって適切な方法を選びましょう。
ここでは、代表的な対処法を手順とともに詳しく解説します。
ジャンプスタート(ブースターケーブルを使う方法)
ジャンプスタートは、他の車のバッテリーから電力を一時的に借りてエンジンを始動させる方法で、最も一般的な対処法です。
必要なものは、ブースターケーブル(赤と黒の2本のケーブル)と、救援してくれる車です。
【ジャンプスタートの手順】
1. 救援車と故障車を近づける
救援車をバッテリーが上がった車の近くに停めます。
このとき、両車のバッテリー同士が届く距離(ケーブルの長さ以内)に配置します。
ケーブルが届かないと作業ができないため、配置には注意が必要です。
2. 両車のエンジンを切る
救援車のエンジンを停止し、両方の車がパーキングブレーキをかけた状態にします。
安全のため、ギアはパーキング(AT車)またはニュートラル(MT車)にしておきます。
3. ブースターケーブルを正しい順序で接続する
ケーブルの接続順序を間違えると、火花が散ったり、車の電装系統が故障する危険があるため、必ず以下の順序を守ってください。
①赤いケーブルを、故障車のバッテリーのプラス端子につなぐ
②赤いケーブルのもう一方を、救援車のバッテリーのプラス端子につなぐ
③黒いケーブルを、救援車のバッテリーのマイナス端子につなぐ
④黒いケーブルのもう一方を、故障車のエンジンブロックや車体の金属部分(アース)につなぐ(バッテリーのマイナス端子には直接つながない)
最後のマイナス端子の接続先を間違えると、火花でバッテリーから発生した水素ガスに引火する危険があるため、必ずエンジンブロックなどのアース部分につないでください。
4. 救援車のエンジンをかける
救援車のエンジンを始動し、少しアクセルを踏んで回転数を上げます(1500〜2000回転程度)。
この状態で2〜3分ほど待ち、故障車のバッテリーに電力を供給します。
5. 故障車のエンジンをかける
故障車のエンジンをかけます。
うまく始動すれば成功です。
もし一度でかからなくても、数回試してみてください。
ただし、何度試してもかからない場合は、バッテリー以外の故障が考えられるため、無理に続けずにロードサービスや整備工場に連絡しましょう。
6. ケーブルを外す(接続時と逆の順序)
エンジンがかかったら、接続時とは逆の順序でケーブルを外します。
①故障車のアース部分から黒いケーブルを外す
②救援車のマイナス端子から黒いケーブルを外す
③救援車のプラス端子から赤いケーブルを外す
④故障車のプラス端子から赤いケーブルを外す
7. しばらく走行する
エンジンが始動したら、すぐにエンジンを切らずに、最低でも20〜30分程度は走行してバッテリーを充電します。
アイドリング状態でも充電は行われますが、走行した方が効率よく充電できます。
ジャンプスターター(モバイルバッテリー型)を使う方法
最近では、持ち運び可能なジャンプスターター(ポータブルバッテリー)が普及しており、他の車がなくても一人でエンジンを始動できる便利な道具です。
価格は5,000円から15,000円程度で、カー用品店やインターネットで購入できます。
【ジャンプスターターの使い方】
①ジャンプスターター本体が十分に充電されているか確認する
②付属のケーブルを本体に接続する
③赤いクリップを故障車のバッテリーのプラス端子につなぐ
④黒いクリップをマイナス端子またはエンジンブロックにつなぐ
⑤本体の電源を入れる
⑥エンジンをかける
⑦エンジンがかかったら、本体の電源を切り、ケーブルを外す
ジャンプスターターは、緊急時のために車に常備しておくと非常に便利です。
ただし、定期的に充電しておかないと、いざという時に使えないため注意が必要です。
ロードサービスを呼ぶ
自分で対処できない場合や、ブースターケーブルやジャンプスターターがない場合は、ロードサービスを呼ぶのが確実です。
JAFや自動車保険に付帯しているロードサービスなら、バッテリー上がりの対応を無料で受けられることが多いです。
自動車保険のロードサービスは、契約内容によって年間の利用回数に制限がある場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
JAFの会員であれば、何度でも無料で対応してもらえます(非会員の場合は有料で、昼間で13,000円程度、夜間や高速道路ではさらに高額になります)。
ロードサービスの到着までの時間は、場所や混雑状況によって異なりますが、一般的には30分から1時間程度です。
到着後、スタッフがジャンプスタートでエンジンを始動してくれます。
バッテリーの劣化が原因と判断された場合は、交換を勧められることもあります。
バッテリーを交換する
バッテリーが完全に劣化している場合、ジャンプスタートで一時的にエンジンがかかっても、またすぐにバッテリーが上がる可能性があります。
この場合は、バッテリーの交換が必要です。
バッテリー交換は、カー用品店やガソリンスタンド、整備工場、ディーラーなどで対応してもらえます。
バッテリーの価格は車種やバッテリーの性能によって異なりますが、一般的な乗用車の場合、工賃込みで5,000円から20,000円程度が相場です。
ハイブリッド車や輸入車の場合は、さらに高額になることもあります。
自分でバッテリーを交換することも可能ですが、車種によってはメモリーバックアップが必要だったり、バッテリーの位置が分かりにくかったりするため、初心者には専門店での交換をおすすめします。
また、使用済みバッテリーは適切に処分する必要があるため、その点でも専門店に依頼する方が安心です。
バッテリー上がりでやってはいけないNG行動

バッテリーが上がったとき、間違った対処をすると車を傷めたり、思わぬ事故につながることがあります。
ここでは、整備現場で実際に見かけた失敗例を踏まえ、やってはいけない行動を解説します。
ブースターケーブルの接続順序を間違える
最も危険なNG行動が、ブースターケーブルの接続順序を間違えることです。
プラスとマイナスを逆につないだり、接続順序を守らなかったりすると、火花が発生してバッテリーが爆発する危険があります。
また、車の電子制御システムが故障し、高額な修理費用が発生するケースもあります。
特に注意が必要なのは、黒いケーブルを故障車のバッテリーのマイナス端子に直接つながないことです。
バッテリー内部では水素ガスが発生しており、火花が引火すると爆発する危険があります。
必ずエンジンブロックなどの金属部分(アース)につなぐようにしてください。
電圧が異なる車同士でジャンプスタートする
一般的な乗用車は12Vのバッテリーを使用していますが、大型トラックなどは24Vのバッテリーを使用している場合があります。
電圧が異なる車同士でジャンプスタートを行うと、電装系統が故障する危険があるため、必ず同じ電圧の車同士で行ってください。
また、ハイブリッド車や電気自動車の中には、通常の12Vバッテリーとは別に高電圧のバッテリーを搭載している車種があります。
これらの車でジャンプスタートを行う際は、取扱説明書を確認するか、専門家に相談することをおすすめします。
エンジン始動後すぐに電装品を使う
エンジンが始動した直後は、バッテリーの充電量がまだ不足している状態です。
この状態でエアコンやオーディオ、ヘッドライトなどの電装品を使うと、バッテリーに負担がかかり、再びバッテリーが上がる可能性があります。
エンジンがかかった後は、最低でも20〜30分は走行し、電装品の使用は最小限に抑えることが重要です。
特にエアコンは消費電力が大きいため、しばらくは我慢して、十分に充電されてから使用するようにしましょう。
バッテリー液の補充を怠る(開放型バッテリーの場合)
最近のバッテリーはメンテナンスフリータイプが主流ですが、古い車や一部の車種では、開放型バッテリーを使用している場合があります。
開放型バッテリーは、定期的にバッテリー液(蒸留水)を補充する必要があり、液量が不足するとバッテリーの性能が低下し、故障の原因となります。
バッテリー液の点検は、バッテリー本体の側面にある液量インジケーターで確認できます。
不足している場合は、カー用品店で販売されている蒸留水を補充してください。
ただし、水道水やミネラルウォーターは使用しないでください。
不純物がバッテリー内部の化学反応を妨げ、劣化を早める原因となります。
押しがけを試みる(AT車の場合)
昔はMT車でバッテリーが上がったときに「押しがけ」という方法でエンジンを始動させることがありましたが、AT車では押しがけはできません。
無理に試すと、トランスミッションを傷める可能性があります。
また、最近のMT車でも、電子制御が複雑になっているため、押しがけは推奨されていません。
故障のリスクがあるため、ジャンプスタートやロードサービスを利用する方が安全です。
バッテリー上がりを予防する方法|日常のメンテナンスと使い方

バッテリー上がりは、日常の使い方やメンテナンス次第で予防できるトラブルです。
ここでは、バッテリーを長持ちさせ、突然のトラブルを防ぐための具体的な方法を紹介します。
定期的に車を走らせる
車を長期間使わないと、自然放電によってバッテリーの電力が減少します。
最低でも週に1回、20〜30分程度は走行することで、バッテリーを適切に充電し、劣化を防ぐことができます。
もし長期間車に乗らない予定がある場合は、バッテリーのマイナス端子を外しておくことで、自然放電を最小限に抑えられます。
ただし、端子を外すと車の電子制御システムがリセットされるため、時計やカーナビの設定がクリアされることがあります。
また、イモビライザーなどのセキュリティ機能が解除されてしまうこともあるため、取扱説明書を確認してから行ってください。
ライトやエアコンの消し忘れをチェックする
エンジンを切る際は、ヘッドライトや室内灯、ハザードランプがすべて消えているか確認する習慣をつけましょう。
最近の車は、ライトの消し忘れを知らせる警告音が鳴る車種も増えていますが、古い車では自分で確認する必要があります。
また、エアコンやオーディオも、エンジンを切る前にオフにしておくと、次回エンジンをかけるときの負担が軽減されます。
これらの小さな習慣が、バッテリーの寿命を延ばすことにつながります。
バッテリーの点検と早めの交換
バッテリーは消耗品であり、一般的には2〜5年で交換時期を迎えます。
定期点検や車検の際に、整備工場でバッテリーの状態をチェックしてもらいましょう。
電圧測定やバッテリーテスターを使った診断で、劣化具合を把握できます。
エンジンのかかりが悪くなった、ヘッドライトが以前より暗く感じる、といった症状が出たら、バッテリーの劣化を疑い、早めに交換を検討してください。
完全にバッテリーが上がってからでは、出先で立ち往生してしまう可能性があります。
電装品の使用を控える
エンジン停止中は、できるだけ電装品の使用を避けましょう。
特に、駐車中にエアコンやオーディオを長時間使うと、バッテリーが急速に消耗します。
また、ドライブレコーダーなど、常時電力を消費する装置を取り付けている場合は、駐車監視機能の設定を見直すことも検討してください。
最近のドライブレコーダーには、バッテリー電圧が一定レベルまで下がると自動で電源が切れる機能が付いているものもあります。
バッテリー端子の清掃
バッテリーの端子に汚れや腐食が溜まると、電気の流れが悪くなり、充電効率が低下します。
定期的に端子を確認し、白い粉や緑色のサビが付いている場合は、ブラシやサンドペーパーで清掃してください。
端子の清掃は、バッテリーのマイナス端子を外してから行います。
清掃後は、接続部分にグリスを塗っておくと、腐食を防ぐことができます。
専用の端子保護スプレーも市販されているため、活用すると便利です。
バッテリー上がり以外でエンジンがかからない原因

エンジンが始動しない原因は、バッテリー上がりだけではありません。
スターターモーターやセルモーターの故障、燃料系統のトラブル、イモビライザーの誤作動など、さまざまな原因が考えられます。
ここでは、バッテリー以外の可能性について解説します。
スターターモーターの故障
スターターモーターは、エンジンを始動させるために必要な部品です。
バッテリーに問題がなくても、スターターモーター自体が故障していると、エンジンをかけることができません。
スターターモーターの故障は、キーを回してもカチカチという音しか聞こえない、または全く音がしないという症状で判断できます。
ジャンプスタートを試しても全くエンジンがかからない場合は、スターターモーターの故障を疑い、整備工場で診断を受けましょう。
修理費用は、部品代と工賃を含めて3万円から7万円程度が相場です。
燃料系統のトラブル
ガソリンや軽油が入っていない、燃料ポンプが故障している、燃料フィルターが詰まっているなど、燃料系統にトラブルがあると、エンジンは始動しません。
特にガス欠は意外と見落とされがちで、燃料計が故障していて気づかないうちにガソリンが空になっていたというケースもあります。
また、ディーゼル車の場合、冬場に軽油が凍結してエンジンがかからなくなることもあります。
寒冷地では、冬用の軽油を使用することで予防できます。
イモビライザーの誤作動
イモビライザーとは、盗難防止システムの一種で、専用のキー以外ではエンジンを始動できないようにする装置です。
このシステムが誤作動すると、正しいキーを使っていてもエンジンがかからなくなることがあります。
スマートキーの電池が切れている場合も、イモビライザーが反応せず、エンジンが始動しないことがあります。
この場合は、スマートキーの電池を交換するか、取扱説明書に記載されている緊急始動方法を試してみてください。
セキュリティシステムの作動
社外品のセキュリティシステムを取り付けている場合、誤作動によってエンジンがかからなくなることがあります。
この場合は、セキュリティシステムの解除方法を確認するか、取り付けた専門店に相談してください。
よくある質問(FAQ)
バッテリーが上がるまでにどのくらいの時間がかかりますか?
バッテリーが上がるまでの時間は、バッテリーの状態や使用状況によって大きく異なります。
ライトを点けっぱなしにした場合、健康なバッテリーでも一晩(8〜10時間程度)でバッテリーが上がることがあります。
劣化したバッテリーや、ドライブレコーダーなどの電装品が常時作動している場合は、さらに短い時間でバッテリーが上がる可能性があります。
また、車を長期間使わない場合、自然放電により2週間から1か月程度でバッテリーが上がることもあります。
車種や気温、バッテリーの年数によって差があるため、一概には言えませんが、日常的に車を使い、定期的にメンテナンスを行うことで予防できます。
バッテリーが上がったまま放置するとどうなりますか?
バッテリーが上がった状態で長期間放置すると、バッテリーの劣化が進み、充電しても元の性能に戻らなくなる可能性があります。
特に完全放電した状態が続くと、バッテリー内部の化学反応が不可逆的に変化し、サルフェーションという現象が起こります。
サルフェーションとは、バッテリー内部の極板に硫酸鉛の結晶が付着し、充電能力が低下する現象です。
このため、バッテリーが上がった場合は、できるだけ早く充電またはジャンプスタートを行い、バッテリーを復旧させることが重要です。
もし何度充電してもすぐにバッテリーが上がる場合は、バッテリー自体が寿命を迎えている可能性が高いため、交換を検討してください。
ジャンプスタート後、どのくらいの時間走行すれば充電されますか?
ジャンプスタートでエンジンを始動した後は、最低でも20〜30分程度は走行することが推奨されます。
ただし、バッテリーの劣化具合や消費した電力量によっては、さらに長い時間が必要な場合もあります。
アイドリング状態でも充電は行われますが、走行した方がオルタネーターの発電量が増えるため、効率よく充電できます。
エアコンやヘッドライトなどの電装品を使うと充電速度が遅くなるため、充電が完了するまではできるだけ電装品の使用を控えましょう。
理想的には、高速道路など一定速度で走行できる環境で30分以上走行すると、バッテリーがしっかりと充電されます。
走行後も再びバッテリーが上がる場合は、バッテリー本体の劣化や、オルタネーターの故障が考えられるため、整備工場で診断を受けてください。
バッテリー交換の費用相場はいくらですか?
バッテリー交換の費用は、車種やバッテリーの種類によって異なりますが、一般的な乗用車の場合、工賃込みで5,000円から20,000円程度が相場です。
軽自動車やコンパクトカーであれば比較的安価で、5,000円から10,000円程度で交換できることが多いです。
ハイブリッド車や輸入車、大型SUVなどは、バッテリーのサイズや性能が高いため、15,000円から30,000円以上かかる場合もあります。
また、アイドリングストップ機能が搭載されている車種では、専用のバッテリーが必要で、通常のバッテリーより高額になることがあります。
交換作業自体は15〜30分程度で完了しますが、車種によってはメモリーバックアップが必要だったり、バッテリーの位置が分かりにくい場合もあるため、整備工場やカー用品店での交換が安心です。
バッテリー上がりを防ぐために、車に乗らない期間はどうすればいいですか?
長期間車に乗らない場合、バッテリーの自然放電を防ぐためにいくつかの対策があります。
1. 定期的にエンジンをかける
最低でも週に1回、20〜30分程度エンジンをかけて走行することで、バッテリーを充電できます。
アイドリングだけでも充電は行われますが、走行した方が効率が良いです。
2. バッテリーのマイナス端子を外す
長期間乗らない場合は、バッテリーのマイナス端子を外しておくことで、自然放電を最小限に抑えられます。
ただし、時計やカーナビの設定がリセットされるため、注意が必要です。
3. バッテリー充電器を使う
家庭用のバッテリー充電器(トリクル充電器)を使って、定期的に充電することもできます。
特に長期保管の場合は、充電器をつないでおくと、バッテリーの劣化を防げます。
4. 車を屋根付きの場所に保管する
直射日光や雨風を避けられる場所に保管すると、バッテリーの劣化が遅くなります。
特に夏場の高温や冬場の低温は、バッテリーに大きな負担をかけるため、屋内保管が理想的です。
まとめ
バッテリー上がりは、車のトラブルの中でも非常に多い事例ですが、原因を理解し、正しい対処法を知っておけば冷静に対応できます。
ライトの消し忘れや長期間の放置、バッテリーの劣化など、日常の使い方や定期的なメンテナンスで予防できることがほとんどです。
もしバッテリーが上がってしまった場合は、ジャンプスタートやロードサービスを利用して復旧させましょう。
その際、ブースターケーブルの接続順序を守ることや、エンジン始動後はしばらく走行して充電することが重要です。
また、何度もバッテリーが上がる場合は、バッテリー本体の劣化やオルタネーターの故障が考えられるため、早めに整備工場で診断を受けてください。
バッテリーは消耗品であり、いずれは交換が必要です。
定期点検でバッテリーの状態をチェックし、劣化が見られる場合は早めに交換することで、突然のトラブルを防げます。
日頃から車の状態に気を配り、安全で快適なカーライフを送りましょう。
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