自動車のエンジンオイルはどんな種類があるの?
この記事の目次
自動車のエンジンオイルはどんな種類があるの?
車のエンジンオイルって何でもいいんでしょ?
いつもディーラーでオイル交換してもらってるからどんなエンジンオイル使ってるか知らなーい。
そんな方へ!
ちょっとでもエンジンオイルに興味を持っていただけたら嬉しいです!
ひとくちにエンジンオイルといっても本当に色々な種類があります。
鉱物油と呼ばれるものや、全合成油、部分合成油というエンジンオイルまで、そしてグレードや規格も様々あります。
その方のカーライフのこだわり度、好みの走行の仕方によってエンジンオイルを変えても良いですよね!
エンジン始動の際にも少し影響があります。
あくまで私のおすすめで選んでおりますが参考になれば幸いです。この知識を持っていると次のオイル交換の際にちゃんとエンジンオイルを選べるようになります!
自動車のエンジンオイルの役割について
まずエンジンオイルとは何のために入れられているのでしょうか?なぜ交換をしなくてはいけないのでしょうか?
自動車においてエンジンオイルがどんな役割をしているのか簡単にまとめてみました。
- ①冷却効果・・・エンジンはかなりの高温になります。エンジンを冷却するための役割があります。
- ②洗浄効果・・・エンジンは燃焼により駆動のパワーを出します。燃焼による汚れをキレイにする役割があります。
- ③防錆効果・・・エンジン内にオイルの被膜を作ることにより金属の錆びの発生を抑制する役割があります。
- ④潤滑効果・・・エンジン内のピストン等の部品の潤滑作用があり、摩擦による部品の損傷を防ぐ役割があります。
- ⑤密封効果・・・エンジン内の部品の小さな隙間の密封をし、エンジンのパワーを逃がさないようにする役割があります。
こう考えますと、エンジンオイルは自動車にはとても大事な存在であることが分かります。
鉱物油・全合成油・部分合成油とは?
次にエンジンオイルの【油】の種類について見てみましょう!
鉱物油・全合成油・部分合成油とありますが、3つをまとめて『ベースオイル』と呼びます。ベースオイルとはエンジンオイルに使用されることを目的として精製さえれたオイルの事です。
エンジンオイルの選び方はこのベースオイルの選び方で走行性能が変わってきますので、学んでおきましょう!
この記事ではベースオイルとエンジンオイルは一緒のくくりで扱わせていただきます。
鉱物油
鉱物油とは原油を蒸留と精製をし、不純物を除いて作られたベースオイルになります。この鉱物油のエンジンオイルは安価な物がとても多いです。
また、安価で手に取りやすいエンジンオイルですが、酸化(劣化)しやすい事が難点で、エンジン性能を保つにはまめにオイル交換をする必要があります。
全合成油(化学合成油/全化学合成油)
全合成油(化学合成油)とは、精製方法は鉱物油と似ておりますが、原油から蒸留をし、更に細かな精製技術を使用し、性能を向上させたエンジンオイルの事です。
鉱物油と比べて高価な物が多いですが、劣化もしにくく、また走行性能は良く、走りを楽しみたい方に最適なベースオイルになります。
部分合成油
部分合成油とは、単純にいいますと【鉱物油+全合成油(化学合成油)】のことです。
それぞれの良いところと難点をカバーし、オールウンド性に優れたベースオイルです。
鉱物油より性能を向上させていたベースオイルになります
エンジンオイルの粘度とは?
エンジンオイルの粘度とは何なのでしょうか?
大まかに分かりやすく言いますと、エンジンオイルの粘り気のことです。
そのベースオイルの粘度によっても性能に開きがあり、走行性能も変わります。
エンジンオイルの缶に表記されている『0W-20、5W-30、5W-40、10W-30』のこの数字とアルファベットの組み合わせ、見たことありませんか?
5W – 30
この文字を一言で言いますと、ベースオイルの低温時・高温時の粘度の大きさを表記しています。
左の【5W】の部分が低温時のオイルの柔らかさになります。
0Wと5Wを比較した時に、この数字の部分が大きいほうのベースオイルの方が低温時に粘度が高くなります。
つまり5Wのベースオイルの方が硬い状態です。
右の【30】の部分が高温時のオイルの柔らかさになります。
30と40を比較した時に、この数字の部分が大きいほうのベースオイルの方が高温時に粘度が高くなります。
つまり40のベースオイルの方が硬い状態です。
分かりにくい方は、粘度が高い方がドロドロ、粘度が低い方がサラサラとお考えいただくと分かりやすいです。
基本的にサラサラなエンジンオイルの方が良く潤滑されますのでエンジンも回りやすくなります。
性能別におすすめのエンジンオイルは?
エンジンオイルは車種やガソリンの種別、自動車を乗る環境などで少しずつ走行性能タイプも変わってきます。
走行性能重視のエンジンオイルから燃費重視のエンジンオイル、エンジンに優しいオイルまで存在します。
規格も様々あり、エンジンオイルはきちんと選びたいモノ。
ここではエンジンオイルの特徴から、その特徴を代表するエンジンオイルの解説をしてゆきます。
エンジンオイルの規格についてはこちらの記事を参考にしてください。規格によって劣化しやすい、劣化しにくい等もありますので是非目を通してみてください。
高性能エンジンオイル
【Mobil社のMobil1シリーズ】は化学合成油の4輪ガソリン車やディーゼル車専用のエンジンオイルで、油圧が安定している上にスムーズにエンジンが回り気持ちの良い加速が体感できるオイルになっております。
またこのエンジンオイルにはエンジン内部の保護性能があり綺麗に保つことができます。
価格が他のオイルと比べて若干高めですが、品質は高くレビュー評価も良いため欧州車やスポーツ車、大排気量•高出力エンジン搭載の車種に推奨されるエンジンオイルとなっております。
価格が高いこともあり、グレードだけ見てもどのオイルより走行性能は良くなっております。
カストロール社製のエンジンオイルと同等の人気がある商品となっております。
高品質エンジンオイル
【カストロール社のEDGEシリーズ】は全合成油成分の4輪ガソリン車やディーゼル車専用のエンジンオイルで「オイルといえばカストロールのEDGE」と言われる程、多くのリピーターがいる商品となっております。
カストロール社の商品でもハイクラスのエンジンオイルで、先程紹介したMobil1と同じようにエンジンの保護性能があるため耐久性が持続し、非常に品質にも優れた性能のエンジンオイルです。
価格は高性能オイルより若干お安くはなります。
軽自動車からハイパワーエンジン搭載車まで幅広い車に推奨されるエンジンオイルになります。
エコオイル•ノーマルオイル
【カストロール社のMAGNATECシリーズ】はコストパフォーマンスの良いエンジンオイルです。
このエンジンオイルにはエンジンを保護する成分も含み、採用したインテリジェント分子によって、保護膜をつくります。
この保護膜はエンジンの摩耗から守ります。
また、滑らな為エンジン音が静かな傾向があります。
こちらのオイルも幅広い車に使えるオイルとなっております。
【カストロール社のBPバービスシリーズ】は同社の中でもお求めやすいエンジンオイルですが、エンジン保護性能と省燃費性能を両立した高性能省燃費型オイルです。
エンジン本来の性能で、省燃費・環境性能をしっかり発揮した快適な走りをサポートします。
【AUTOBACS QUALITYのSCOOP】は省燃費性やコストパフォーマンス性に優れたエンジンオイルで、ハイブリッドカーやエコカー車種に推奨される商品です。
燃費の低下を防ぎ、エンジン本来のパフォーマンス性能を発揮することができます。オートバックスブランドなので信頼性があって価格も安くてコスパ最強エンジンオイルです。
エンジンオイルフィルターと添加剤
オイル交換と一緒におすすめなのがオイルフィルター交換と添加剤投入作業です。
エンジンオイル交換は3000km〜5000kmもしくは半年の早い方で交換されるのがいいと思います。
オイルフィルター交換はエンジンオイル交換の2回に1回もしくは1年で交換がおすすめです。
添加剤は毎回のエンジンオイル交換時にされるのがおすすめです。
【PIAA社から発売されているツインパワー+マグネットオイルフィルター】は中身のフィルターが2層式になっている上、マグネットリングプレートと言われる強力なマグネットが装備されているため、鉄粉をキャッチすることができ、エンジンに負荷が掛かりにくい仕様になっています。
【SurLuster社から発売されているLOOP】というオイル添加剤は、様々な種類が出てるのでニーズに合わせて商品を購入することができる商品です。
新車当時のパフォーマンスを保ちたい方やエンジン音やオイル漏れが気になる人におすすめです。
こちらの商品はエンジンオイル交換時に入れるだけと簡単になっており、ガソリン車やディーゼル車にご利用いただけます。
まとめ
近いうちエンジンオイルの交換方法などもブログに上げたいと思っておりますが、オイル交換は基本を押さえれば簡単です。
ただ、車種によってはオイルパンまでたどり着くまでにアンダーカバーを外したり、工具をエントリーしずらかったりと色々ありますが、DIYでできれば工賃も抑えられ、ホームセンターで安く良いオイルが買えたりするので是非DIY目指しましょう!
エンジンオイルは皆さまが思っている以上に汚れていますよ!
※私は廃オイル処理が面倒なのでDIYしません。。。(笑)
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