家庭用の工具セットの選び方は？工具選びの参考に

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この記事では、「一般家庭用途での工具セットの選び方」、を解説していきます。

家で使う工具を初めて揃える、具に関する知識に自信がない、どういったものを買えばいいか分からない、と言った方に向けた記事です。

この記事を読んでいただくと、工具選びの初心者の方でも、迷うことなく必要な工具セットを購入していただけます。

また、買った後も後悔の無い選択をしていただけます。

私自身も、初めて工具を揃えた時は、セット品を購入しました。

それを使っていくうちに、何が必要で、何が不要かを理解し、その後個別で工具を購入していきました。

工具セットとはどんなものか？

使用用途、作業用途に合わせて、必要な工具があらかじめ選定されて、セット化されているものです。

一口に工具と言っても様々な種類があり、使用用途によって必須なものもあれば、全く使用しない物もあります。

工具セットの中にも、「自動車整備向け」、「自転車整備向け」、「日曜大工向け」、「一般家庭向け」、といったように用途別に分かれています。

今回は、その中でも多くの方に重宝されるであろう、「一般家庭向けセット」、を取り上げます。

個別に工具を購入した方がいいんじゃないの？

ある程度作業を経験すれば、必要なものとそうでないものの判断が付きますが、DIY初心者の方や、「取り合えず必要な時に備えて常備しておきたい」、と言った方は、手始めに工具セットを購入することをおすすめします。

いざ工具コーナーに行っても、何を買えばいいか分からないものです。

工具セットを購入するメリット、デメリットとは？

工具セットを購入するメリット

・工具の知識がなくても必要なものが揃う
・収納ケースが付いている
・コストパフォーマンスに優れている

といった点が挙げれられます。

1つずつ解説していきます。

工具の知識が無くても必要なものが揃う

用途に応じた道具を、あらかじめプロが選定してくれています。

そのため、使用目的さえ間違えていなければ、大きく困る事はありません。

工具を揃えるためには、多少の経験と知識が必要です。

これからDIY等を始められる方や、知識に自信のない方には大きなメリットになります。

収納ケースが付いている

ケースが付いてくる、と言うよりもケースにパッケージされて、販売されている事が大半です。

更に工具型の枠に収められているものも多いので、整理や管理が非常に楽です。

枠にきっちりはまった工具ケースは、結構格好良いです。

工具単体で購入すると、収納ケースも別途購入する必要があります。

意外にケース自体が高価な場合が多く、これだけで工具が1つ購入できる勢いです。

工具に応じたケースを選定するのも、意外に慣れが必要で、購入しても思うように収納できなかったり、大きすぎて場所を取り過ぎてしまったりします。

コストパフォーマンスに優れている

どちらかと言えば、初心者ユーザーの方を対象に、商品が作られているので、安価な工具で構成されています。

安価であっても、一般的家庭内の用途であれば十分対応可能なので、割安に工具を揃えられます。

工具セットを購入するデメリット

不要な工具もセットされている

この1点のみです。

1つしかありませんが、これ以外には大きなデメリットは見当たりません。

使用用途によって選抜されていますが、完璧に絞り込むことはできないのでどうしても使わない工具は発生します。

これについては、個別に購入していっても、1つ2つは使わない工具が発生しますから、工具を揃える際には宿命的な事です。

それよりも、圧倒的な手軽さを重視した方がいいです。

工具セットはいくらぐらいで購入できるの？

一般的な家庭内で使用する用途であれば、3000円～5000円程度の予算で充分購入できます。

これよりも高価なものもありますが、取り合えず初めて購入する際は、この辺りの予算で充分です。

使用頻度が高く、更に良いものが欲しくなれば、プロ向けの中堅クラスの工具を購入すればいいです。

こうなってから買い替えると、プロ向け工具の使い勝手の良さや、精度の高さを体感出来、満足度も高くなります。

どういった工具セットを選択すればいいの？

工具セットと言っても、売り場には多様なものが販売されています。

内容の工具点数の多さに惑わされてしまったり、変わった工具に心惹かれてしまったりしがちですが、以下を参考にポイントをしっかり押さえて、誤った選択をしないようにしてください。

一般家庭で使用する工具セットであることを前提に、以下のポイントを抑えてください。

・100円ショップやワゴンセールは避ける
・プロ向けの数万円のセットは不要
・サンプルが触れれば実際に握って握りやすい物
・工具の点数は気にしない、欲しいものが入っているかどうかを重視
・珍しい工具は使用しないので気にしない、必要なら個別で買い足す

以上の点を抑えていただければ、大きな失敗は無いです。

工具セット内に入っていて欲しい工具をまとめました！

これらの工具は、基本的な工具ですので、できればこれらが入っている工具セットを選んでください。

もちろん用途によって全く使用しない道具も入っていますので、そこまで初めから揃えなくても…と思われる方は当店で扱っているソケットレンチセットのような物があれば便利です！

・プラスドライバー　＃１　＃２　2サイズ
・マイナスドライバー　4.5mm　6mm　2サイズ
・精密ドライバーセット　6本組　セット内に無ければ別途購入
・ペンチ
・ラジオペンチ
・ニッパー
・ウォーターポンププライヤー
・モンキーレンチ
・スパナ　8mm～17mm　6サイズ
・大型カッターナイフ
・メジャー　測定長3.5M以上
・ハンマー　樹脂ヘッド付き

まず、これらが入っているセットを選んでいただきたいです。

これだけ揃っていれば、結構本格的な作業まで十分対応できます。

工具セット内に入っていると更に便利な工具を紹介します！

余裕のある場合は、これらがセットされているものを選ぶと、更に役に立つ範囲が広がります。

・スタッビドライバー　プラス、マイナス
・6角レンチ　8本組（ヘキサゴンレンチ）
・ラチェットレンチ　ソケットセット　8mm～17mm　6種類
・のこぎり

これらを用意しておくと、さらに幅広く対応可能です。

家庭用途では使用することは少ないですが、家具の可動部などが緩んでしまった時等に役立ちます。

のこぎりは一本用意しておくと、組み立て式の家具を解体する際や、観葉植物の枝払いなどにも使えるので、結構役に立ちます。

最後に

最後にホームセンターで見ていると、ついセット内容の点数の多さに惹かれがちですが、たくさんあっても使わない事がほとんどなので、必要な物だけが入っている商品を選んでください。

粗悪なものは、破損してねじ類を痛めてしまったり、ケガの原因にもなるので注意してください。

それでは、適切な工具セットを選んで充実したDIYライフを送ってください。