熱海には小さな神社が沢山あります

 

熱海といえば熱海温泉。

熱海温泉には、徳川家をはじめとする、多く著名人も訪れており、時代を超えて人気の温泉です。

この熱海温泉のお湯を守っている「湯前（ゆぜん）神社」という神社があるのはご存知でしょうか。

建立は平安時代と言われ、歴史ある由緒正しい神社です。

この記事では、古い歴史を持つ「湯前（ゆぜん）神社」の魅力・見所についてご紹介します。

 

湯前神社とは？

熱海駅と来宮駅の中間地点に鎮座する湯前神社。

この神社には、「熱海温泉」のお湯を守っている神様がいます。

平安時代からある由緒正しき古い神社です。

 

言い伝えでは、「ここの温泉に入れば病が全て治る」という神託があり、少彦名神（すくなびこなのかみ）を祀ったのが始まりだと言われています。

少彦名神は、山の創造者、医薬、温泉など、複数の顔をもつ神様です。

鎌倉時代になると、源頼朝が伊豆山権現（走湯権現）、箱根権現への参詣を始めたことで、「湯治の神」として信仰されるようになりました。

毎年春と秋には、泉脈が絶えないようにとの願いを込めた「例大祭」が開催されています。

 

湯前神社の見所①：大湯

 

神社のすぐ近くには、「二航亭」という温泉施設があります。

そこには、熱海温泉の源泉だ言われている「大湯（おおゆ）」があります。

あの徳川家康も湯治のために訪れ、その後は徳川家御用達の温泉でした。

明治時代以降も、多くの著名人が訪れているので、出世のご利益があるとも言われています。

 

湯前神社の見所②：大湯間歇泉（おおゆかんけつせん）

 

湯前神社から徒歩1分の場所にある大湯間歇泉。

かつては、世界の三大間歇泉と謡われていました。

間歇泉とは、一定の周期で熱湯と水蒸気を交互に噴射する温泉のことです。

昭和初期頃に自噴がピタリと止まったあと、関東大震災で再び自噴。

しかしその後またすぐに自噴はピタリと止まりました。

現在は、約4〜5分間に1回、人工的に噴出させています。

 

湯前神社の見所③：石鳥居と石灯籠

 

湯前神社の「石鳥居」と「石灯籠」は、熱海市の文化財に指定されています。

これらは、久留米藩第七代有馬頼徸（よりゆき）公による寄進です。

久留米藩は福岡県久留米市あたりに領地を構えていた藩です。

わざわざ九州の久留米から熱海温泉に湯治しにきたことも驚きですが、石鳥居と石灯籠を寄進したことも驚きです。

全国各地の諸大名にも湯前神社と熱海温泉の名前が行き渡っていた証拠だと言えるでしょう。

 

熱海温泉とセットで湯前神社に参詣

 

徳川家康のお気に入りの温泉であり、全国各地の諸大名も訪れることを所望していた熱海温泉。

湯前神社にも参詣して、運気もアップです！

ぜひ、熱海に訪れた際には、熱海温泉とセットで参詣してみてはいかがでしょうか。

 

＜湯前神社の情報＞
住所：〒413-0018　静岡県熱海市上宿町4−12
最寄駅：来宮駅・熱海駅

 

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