何でもＩＴ時代に突入！

そもそもＩＴって何？？？

ＩＴことがよく分からないって方が多いと思いますが、実はハンドル操作のＩＴを理解するのは凄く簡単なのです。

それは、ハンドル操作時の違和感を感じることです。

 

今回ハンドル操作についての説明をさせていただくのですが、説明の前に同じ様な意味を持つ、ステアリングとの違いについて説明させていただきます。

 

ハンドルとステアリングって？

 

まず、【ハンドル】とは取っ手の部分のことを指します。

手で握る部分です。

対して【ステアリング】とは、舵取り装置のことを指します。

ハンドルを回してタイヤが動くまでの間にある装置の総称となります。

ハンドルが重い！もステアリングが重い！も同じ意味なのですが、名称だけだとちょっとした違いがあります。

 

ハンドル操作について

 

さて、ここから本題のハンドル操作についてのご説明になりますが、まずハンドル操作のＩＴ時代を理解していただくために、歴史をさかのぼってご説明させていただきます。

 

ミドル層以上の方々は経験しているかもしれませんが、元々ハンドル操作を補助するという機能は自動車にはついていませんでした。

手の力だけでハンドルを動作していました。

重ステ（重いステアリング）と言われている時代です。

切り返しの多い車庫入れをする時は汗だくになりながらやりました。。。

 

その後、各メーカーさんがお客さまに汗をかかせてはいけないということで、油圧式のハンドル操作を補助する装置開発しました。
パスカルの原理を使った小さな力を大きな力に変える装置です。
そう、一度は聞いたことがあるかと思います。

 

パワーステアリングの誕生です。

 

ただ、油圧式のパワーステアリングはかなり軽かったのです。

ハンドルを回してる感覚が無いくらい軽かったのです。
そう、軽すぎてしまったんです！

 

思った以上ハンドルが切れてしまって事故につながったりしてしまいました。

各メーカーさんも試行錯誤しながら油圧の量を調整しましたが、理想のハンドル操作のレベルまでは持っていけませんでした。

 

そして遂に開発されたのが、電気の力でハンドル操作の補助する装置です。
ハンドル操作のＩＴ時代の始まりです！

 

標準サイズになりますが、タイヤの大きさや車両の重さはもちろんのこと、ハンドルをいっぱいに切った時の車両の曲がる角度、現在の走行スピード、エンジンの負荷等の情報をコンピューターが計算して補助装置に信号を送り、ハンドルの操作の補助を行ないます。

 

車を乗り換えた時に以前乗っていた車の方がハンドルが軽かった、と感じる方がいらっしゃるかと思いますが、その理由はコンピューターの出す信号の大きさが違うからです。

車種が違えばタイヤの大きさや車両重量等が違ってくるので、ハンドル操作を補助する力も違ってきます。

 

これがハンドル操作の違和感からくる事例です。

 

上記では違う車種に乗り換えた時ですが、いつも使用している車のハンドル操作が重くなった等の違和感を感じたら、コンピューター異変が考えられるかもしれないので早めに修理工場等に連絡してください！

 

コンピューター制御だからこそ、違和感を感じたら早めに修理工場に連絡してくださいね。

 

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