行楽シーズンこそ車の燃費を気にしよう

少し街を離れて、山の方にドライブに出かけると、心地よい風が吹き、陽が傾く頃にはエアコンが無くても涼めるくらいに、山には秋が訪れていました。
街にも少し心地よい風が吹くといいですね！

 

さて、今回のお題は、先日も少し語った、車の燃費を伸ばすことについて書いてみたいと思います。

 

ハイブリッド車

最近では、ハイブリッド車が主流で電気自動車はまだまだ普及としては少ないですね。
ハイブリッド車は、ご存知の通りですが、燃料で動くエンジンとそれをアシストするモーターとの組み合わせです。

どちらに主を置いているかは、メーカーにも寄りますね。

燃料を燃やして動力に変えるエンジンにとって、いかに燃料を少なく効率よく燃やすように追究されてきたのが、今のエンジンです。

ただ、航続距離や給油箇所の多さなど、まだ電気自動車では不安が残るところがあります。

しかし近い将来、ハイブリッドから完全電気にシフトしていくのでしょうね！

 

何でハイブリッドが誕生したの？

 

では、効率を追求されたエンジンは、何故モーターを搭載してハイブリットとして登場してきたのでしょう。

 

それはエンジンの燃費の悪い所をモーターの力で補おうとしているからです！

 

メーカーや車種にもよりますが、ハイブリッド車を運転する際に、どのような場面で、エンジンが停止してモーターでアシストしているのか、少し思い出してみてください。

 

例えば、エンジンONすると、燃料を必要とするエンジンならば、エンジンが始動します。

ハイブリット車はどうでしょう？

 

 

ん？？？

 

 

エンジン掛かった？？？

 

 

でもメーターを見ると正常に表示されている。。。

ブレーキを踏みシフトレバーを、PからⅮレンジへ入れ、パーキングを解除し、アクセルを踏むと動き出す。

しかもエンジンは掛からずに。。。不思議です・・・。

少し走り出すと、状況に応じてエンジンが掛かり、エンジンでの走行やモーターでのアシストと上手く制御されています。

 

車で燃費の掛かる部分に関して、モーターでアシストしているところは、燃費に大きく関わっている部分なのです。

例外として、スポーツカーのハイブリット車に関しては、考え方が違うので、エンジンのパワーにモーターからのパワーをプラスして更にパワーをあげる狙いがあります。

 

燃料自動車の特性は？

 

モーターがアシストするには、少し燃料自動車の特性を知る必要があります。

まず、燃料自動車のエンジンを、掛けるところから見て行きます。

では、問題です！

人は、感覚で「暑い・寒い・冷たい・熱い」などを感じ取っていますね。

機械で言えば、無数のセンサーが体中にあるようなイメージです。

では車は、「暑い・寒い」を何で感じ取っているのでしょうか？

 

 

それは、水温センサーや外気温センサーなどのセンサー類です。

エンジンを制御するにあたり、ラジエーターに入っている冷却水の温度を管理する事が、車には必要なのです。

冷却水の温度が１５℃くらいであれば、冷えているなと判断し、８０℃くらいであれば、暖まっているなと判断します。

この冷却水の温度によってエンジン内に入れる燃料の量を調整しています。

エンジンを掛けた時に、エンジンの回転数は、アイドリング回転数より高くなっていると思います。　

これは、冷えているエンジンのアイドリング状態が一番エンジン内で燃料が燃えにくいからです。

冷えている空気内にガソリンをアイドリング状態と同じ量を入れても、気化（蒸発）しにくいからです。

その為、少し多めの空気にガソリンを増量して入れて燃やしています。

 

これはエンジンが暖まっても同じことが言えます。

低回転でもエンジンを回し続ける為に、燃料は必要なので、少ない空気の中でガソリンを燃やし続ける事は、少し燃料を多めに入れて気化させています。

これにより、エンジンが冷えている時やアイドリング時には、車が動いていないのに燃料を消費しているのがお分かりでしょうか。

 

理論空燃費って？

 

理論空燃比と言うものがあり、燃料と空気をどのくらいの比率で混ぜれば効率がいいのか？

それは車に搭載されている、各センサーとその情報を元にコンピューターが制御しています。

今では、真夏でも真冬でも、空気の薄い山間部でも何処に行こうとも、直ぐにエンジンが始動出来て、アクセルを踏めば加速する事が当たり前のように出来ています。

 

次に、エンジンが掛かってからのお話です。
アクセルを踏めば、車は加速しますよね。

 

では、何故加速できるのか・・

 

それは、エンジンの中に、沢山の空気と沢山の燃料を入れるからです！

アクセルの踏み具合をセンサーが読み取り、今これぐらいの空気がエンジンに入ったからこれぐらいの量の燃料をエンジンが必要だと判断して燃料を増量しています。

アクセルを、ゆっくり踏む場合と急に踏む場合では、燃料をエンジンに入れる量は違いますので、この判断もコンピューターで制御しています。

賢いですね！

 

燃費が良い走り方は？

 

その都度の運転の仕方により、燃費が大きく変わってきます。

車の乗り方で一番燃費が良いのは・・・

 

アクセルが常に一定で発進・停止が無いところを走る事です！！

 

そうです！

 

高速道路を一定のアクセルを踏んだまま走り続ける事が、一番燃費が延びるのです！

 

高速に乗ると燃費が上がったと言われるのはその為です。

 

しかし高速道路を走っていても、燃費は変わります。
それは車の電気の使用量とエアコンの使用量により変化します。

 

電気では・・

沢山の電気を使うと発電機はその電気を作る為に、沢山仕事をします。
大きな電気を作るには力が要ります。

その力は発電機を回す力を重くさせます。

自転車に例えると、低いギアでペダルを漕ぐと、軽く回りますがスピードも出ませんし距離進みませんよね？

しかし高いギアでペダルを漕ぐと、スピードは出ますが重いですよね。

それと同じ事が発電機でも言えます。

エンジンからの動力を利用している発電機を回す力が重くなれば、エンジンの動力も奪われ、同じように走り続けるには、少しアクセルを踏む訳です。

それにより燃料が余分に必要となる訳です。

 

エアコンでは・・・

これも発電機と同じように、エンジンからの動力を利用して、エアコンの内部に封入されているガスを圧縮させる、コンプレッサ（圧縮機）を回しています。

エアコンを使用している時は、運転していてもエンジンが重く感じるのはこの為です。

これは排気量が小さいほど顕著に感じると思います。

 

コンプレッサは常に動力を使っているのではなく、設定温度になれば、エンジンからの動力を断続させるクラッチ（動力断続装置）によりコンプレッサを停止します。

また温度が上がってきた場合は、エンジンとの動力を繋ぎコンプレッサを回して空気を冷やします。

これを繰り返しています。

電気の使用量とエアコンの使用量を控える事でも、燃費に変化が出てきます。

 

他にも。。。

 

他にも燃費に影響する事はあります。　

 

車に不要な荷物を積み過ぎている事です。

 

人間もそうですが、体が軽いと動きも軽くなります。

それは車でも同じです。

 

まとめ

 

少しまとめますと、燃費をのばすためには・・

 

◆無駄なアイドリングを控える（アイドリングでも燃料を消費し、一番効率が悪い）
　市街地での必要以外の運転を避ける（発進・停止と渋滞によるアイドリング）
　コンビニなど車での待機時間を少なくする

 

◆急加速・急停止は控える
急加速は燃料を増量してエンジン内に送り込む為、大量に消費します。

アクセルはゆっくり踏んで、一定にしよう！

 

◆坂道はエンジンブレーキを使用する
本文では触れていませんが、坂道でアクセルを離すと、エンジンの中に入る燃料を止めます。

出来るだけエンジンブレーキの力を使い、止まる寸前でブレーキを踏むのも燃費にも、ブレーキにも優しいです。

 

◆使用する電気やエアコンを控える
　発電機やコンプレッサによる、エンジンに掛かる負荷を軽減させる。

 

◆不要な荷物は車から降ろす
　車の中も整理できるので、不要物は車から降ろしましょう！

 

燃費に関しては、これ以外にも沢山の要因があります。
大きく影響するものを今回はピックアップしました。　
また機会がありましたら、他の要因についてもお話出来ればと思います。

それでは、素敵なカーライフをお過ごしくださいね。

 

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