車のタイヤ交換って自分でできるの?手順や方法のまとめ
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車のタイヤ交換って自分でできるの?手順や方法のまとめ
自分で出来るもんシリーズです!
今回は車のタイヤ交換の方法についてです。
車のタイヤが急にパンクしてしまっていた!走行中にパンクしてしまった!なんてトラブルありませんか?
パンクだけでなく、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの交換、スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの交換はガソリンスタンドなどに依頼をすると、大体2,000円前後費用がかかると思います。
タイヤのローテーションをしたい、なんて時もありますよね?
このお金を節約するために、交換は順番や注意点さえ守れば簡単にできますので、是非自分でチャレンジしてみましょう!
作業方法自体は簡単ですが、タイヤ自体が重かったり、間違った作業方法をしてしまうと思わぬ事故が起こる可能性もありますので、安全の為にも初めは経験者がそばにいらっしゃると安心ですね!
タイヤ交換の基本を必要な工具から順番に解説!
それでは、早速車のタイヤ交換で必要な工具、そして手順を解説して行きます。
①タイヤ交換作業場所を確認する
まず色々タイヤ交換の準備をする前に、やらなければいけないことがあります。
- 作業場所が地面が舗装された所か
- 平らな所であるか
- サイドブレーキをかけましたか?
これかなり重要です。もしジャッキを掛けている時に車が傾いてジャッキが倒れてしまったら。。。
何度も場所をきちんと確認してから行ってください!
②ジャッキとレンチを用意する
ジャッキ
さて、まずはこれが無いと始まりません!必ず必要な工具です。
どの車にもパンクなどをしてタイヤ交換ができるように、トランクなどにジャッキが装備されていますので、『ジャッキ』を準備してください。
車種によってジャッキの形も使い方も変わってきますので使い方が分からない場合はお車の取扱説明書を確認しましょう!
レンチ
同時にホイールのボルトを取るための『レンチ』も車載道具であると思いますので、準備します。
こういったレンチが車載されている車種が多いかと思います。
このレンチでも良いのですが、タイヤ交換を頻繁にするようになったら以下のような『クロスレンチ』を購入することをおすすめします!作業性がとても上がります!
ロックナット用のソケット
ホイール盗難用のロックナットが付いている時は、それ専用のソケットもあるはずですのでご用意ください。
特にホイールを変えたりしていなければロックナットはスポーツカーとかでない限りついていませんのでご安心ください。
③ナットをちょっと緩めよう
ジャッキを掛けて車体を上げる前に外すタイヤのナットを少し緩めておきましょう。
少しでOKです!緩め過ぎるとそれも危ないので、ちょっとでOK!
緩める際にレンチをはめて力任せに体重をかけて外すと、ネジごと折れてしまったり曲がる場合がありますので注意してください。
コツはレンチの根本を抑えて、テコの原理で力を加えて外していきます。
あと、4本交換するからといって、一気に全部のナットを緩めるのも危険ですので、1本ずつにしましょう。
なぜ先にナットを緩めておくかと言いますと、リヤのタイヤの場合はジャッキアップしている時もサイドブレーキが効いているので大丈夫なのですが、フロントはタイヤはナットを緩めておかないと、いざナットを回すときにタイヤもくるくる~と回ってしまい緩めることができません!
実際にやって頂ければ意味が分かると思います(笑)
④ジャッキアップしてみよう!
さあついに車体を持ち上げる時です!(ジャッキアップ)
車体の下、タイヤの脇にジャッキアップポイントがあるので、そちらにジャッキをはめて持ち上げます。
溝部分はわかりにくいかもしれませんが、凹凸がある場所になりますので、インターネットで調べて頂ければすぐに分かると思います。お車の取扱説明書にも記載がございます。
車種によってジャッキアップポイントも変わってきますので、注意が必要です!
また、1つ注意点で、ジャッキアップポイントがあからさまに錆びている。。。
そんな時は安全の為にもプロにお願いして頂いた方が安心です!錆でもろくなっていると急にジャッキが外れてしまったりと危険があります。
さぁジャッキを上げてみましょう!一気に上げずにきちんをジャッキが車体のジャッキアップ部分にかかっているか確認しながら行ってください。
そして、軽く車体が持ち上がり、タイヤが地面より少し上がったところで、タイヤを外していきます。
ここで1つ注意点
外したタイヤは必ず車体の下に置いておきましょう!もし万が一ジャッキが倒れてしまったときなど、そのタイヤが安全装置として働きます!
面倒でも必ず安全の為に行ってください!
ジャッキについて書いた記事がございます↓
⑤新しいタイヤを装着していこう!
タイヤをはめたら、今後はナットを締める作業です。
この時に、最初からレンチで締めるのではなく、まずは手締めで回らなくなるまで対角線上に締めていきましょう。これはあくまで仮締めになります。
対角線上に締めていかないと真っ直ぐ装着できないことがあります。
タイヤを所々押さえながら締めると結構手締めでも奥まで締まりますよ♪
この仮締めができたら、レンチで締めます。
ここでも一気に締め切るのではなく、1箇所を軽く締め、次は対角部分を締める、という作業を繰り返し星の字(5穴の場合)を描くようにキツく締めていゆきます。
4穴の場合は対角線を意識してください。
本締めはジャッキを下ろした後に行いますので、ジャッキを上げた状態で本締めはしなくてもOKです!
⑥ジャッキを下ろそう
さて、ナットの仮締めが終わりましたらジャッキを下ろしてゆきます。
先程安全装置で車体の下に入れていたタイヤは外してOKです!
ジャッキはゆっくりと下ろすこと。一気に下ろすと思わぬ危険があるかもしれませんので慎重に。
下ろしきったらナットを本締めしてゆきます。
最終的に締める強さですが、レンチで自分の体重を少しかけて回らない程度を目指してください。
強く締めすぎると次にタイヤ交換する際に外しにくくなりますし、ボルトが折れる原因にもなります。
本来であれば『トルクレンチ』という工具を使い、その車種の規定トルクで締めるのが良いのですが、中々持っていらっしゃる方も多くないので、体重を少しかけて回らない程度、を目指して頂ければ大体OKです。
ご不安な方はスタンドなどでナットをトルクレンチで締めてもらえますので、最寄りのスタンドにご相談くださいね!
さて、これで完成です!簡単ですよね?車の構造は難しいようで単純な部分も多いです。この手順で是非あなたのお車でも作業してみてください!
ナットの種類について
さて、車種によってナットは様々な形や構造をしております。サイズも様々です。
交換しようとしている車の車載工具を使用すればナットの形やサイズは気にすることはありませんが、稀にナットだけ別のサイズになっていることもあります。
その時慌てないようにナットの知識を学んでおきましょう!
しかしながら基本は全く変わりませんので、まずは基本をきちんと学んだ上で作業をしましょうね!
国産車のナット
国産のナットは大きく分けて『袋ナット』『貫通ナット』に分けられます。
締め方等の基本は変わりませんが、貫通ナットの方が少しボルトが錆びやすいです。
ただ、袋ナットはボディ側から出ているボルトの長さを確認しなければいけません。ボルトが長すぎると袋ナットはそれ以上締め付けられなくなりタイヤがグラついてしまう可能性もあります。
純正のホイールから社外のアルミホイールに変える時にはナットのサイズや形に注意したほうが良いですが、純正同士のタイヤ交換であれば気になさらず大丈夫です!
外車のナット
外車のナットは、実はボルトのようになっていることが多いです。
なので、タイヤ交換の際は国産のタイヤ交換よりも少しコツが必要になります。
国産のタイヤ交換でしたら車体側からボルトが出ていますのでタイヤを引っかけられますので、外すときも付ける時も簡単です。
外車のタイヤ交換の際は一応車体側にホイールを支える引っかかりはありますが、不安定なため体で少しタイヤを支えながら作業をする必要があります。
外車のタイヤ交換用にこういったサポートツールもあるほど。
ただ、コツを掴めば外車であろうとタイヤ交換は可能ですので是非チャレンジしてみてください!
最後に
最後に点検を必ずすること。安全の為にチェックは忘れずに行ってください。
もしかしたらタイヤの空気が抜けているかもしれませんので、空気圧の確認も忘れないようにしてください!
空気圧の点検はガソリンスタンドで無料で見てくれます。もし空気圧が以上に低かった場合はその交換したタイヤ自体がパンクをしている可能性もありますのでご注意ください。
所要時間は最初のうちは1時間程度かかると思いますが、慣れれば30分程度で交換できると思います。
是非チャレンジしてみてください!
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