インパクトドライバーは本当に必要?ドリルドライバーとの違いと選び方を徹底解説
「インパクトドライバーって、普通のドライバーと何が違うの?」
「ドリルドライバーがあれば十分なの?それとも両方必要?」
工具を買おうとしたとき、こんな疑問を持つ方はとても多いです。
工具専門店でも、毎日のように「ドライバーの選び方が分からない」「インパクトとドリル、どちらを買えばいいですか?」という相談を受けます。
この記事では、インパクトドライバーとドリルドライバーの仕組みの違いから、それぞれの得意・不得意な作業、初心者が陥りやすい失敗例まで、工具専門店の現場目線でやさしく・詳しく解説します。
「この記事を読めば、自分に必要なドライバーが分かる」という状態を目指してまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。
① インパクトドライバーとドリルドライバーの違いとは?仕組みから理解しよう

まず最も基本的な疑問から整理しましょう。
インパクトドライバーとドリルドライバーは、どちらも電動ドライバーの一種ですが、その動作の仕組みに大きな違いがあります。
この違いを理解するだけで、どちらを選ぶべきか、かなりはっきり見えてきます。
🔩 ドリルドライバーの仕組み
ドリルドライバーは、モーターの力を使ってビットを回転させる電動工具です。
回転する力(トルク)だけを使って、ネジを締めたり、穴をあけたりします。
クラッチ機構が搭載されており、設定したトルクに達するとビットの回転が止まるため、ネジの締めすぎや素材の破損を防げる点が最大の特徴です。
ドリルドライバーが行う作業は、主に以下のとおりです。
・小径のネジ締め作業
・木材・石膏ボード・薄い金属への穴あけ作業
・精密なネジ締め作業(トルク管理が必要な場面)
・家具の組み立て作業
ドリルドライバーは「回転のみ」で動くため、作業中の振動が少なく、繊細なネジ締め作業に向いています。
工具専門店では、「精度が必要なネジ締めや穴あけ作業にはドリルドライバーを」と案内するケースが多いです。
⚡ インパクトドライバーの仕組み
インパクトドライバーは、回転に加えて「打撃(インパクト)」を組み合わせた電動工具です。
ネジが固くなってきたタイミングで、ハンマーメカニズムが自動的に働き、回転方向への強いインパクト(打撃)が加わります。
この「回転+インパクト(打撃)」の組み合わせが、インパクトドライバー最大の特徴です。
インパクトドライバーは、通常のドリルドライバーでは力が足りない長いネジや太いネジ、硬い素材へのネジ締め作業で圧倒的な力を発揮します。
インパクトドライバーが得意な作業は、主に以下のとおりです。
・長尺ネジや太いネジの締め付け作業
・硬い木材・合板・ウッドデッキへのネジ締め作業
・ボルト類の締め付け作業(ソケットビット使用時)
・大量のネジ締め作業(作業スピードが重要な場面)
インパクトドライバーは高いインパクト力を持つため、同じ太さのネジ締め作業でも、ドリルドライバーよりはるかに短時間で締め付けられます。
📊 インパクトドライバーとドリルドライバーの違い 比較表
| 比較項目 | ドリルドライバー | インパクトドライバー |
|---|---|---|
| 動作の仕組み | 回転のみ | 回転+打撃(インパクト) |
| ネジ締め力 | 中程度 | 非常に強い |
| クラッチ機能 | あり(トルク調整可) | 基本的になし |
| 穴あけ作業 | 得意(ドリル作業) | 苦手(基本的に不向き) |
| 精密なネジ締め | 得意 | やや不向き |
| 長いネジ・太いネジ | 苦手 | 得意 |
| 作業中の振動・騒音 | 少ない | 大きい(インパクト音あり) |
| 本体の重さ | やや重め | 比較的軽量 |
| 向いているユーザー | DIY初心者・繊細な作業が多い方 | 大工・外構・大型DIY作業向け |
② インパクトドライバーが得意な作業・苦手な作業を詳しく解説

インパクトドライバーは「何でもできる万能工具」と思われがちですが、実はインパクトドライバーが苦手な作業もあります。
得意・不得意をしっかり把握することが、工具選びの失敗を防ぐ第一歩です。
工具専門店では、「インパクトドライバーの特性を誤解して購入した」という相談が少なくありません。
✅ インパクトドライバーが得意な作業
インパクトドライバーは、パワーが必要なネジ締め作業や、大量のネジを素早くこなす作業を得意としています。
【ウッドデッキ・外構作業】
ウッドデッキの施工や外構フェンスの設置など、長いコーススレッド(木工用ネジ)を大量に締め付ける作業は、インパクトドライバーが圧倒的な力を発揮します。ドリルドライバーでは途中で力負けしてしまうような、65mm・75mm・90mmといった長尺ネジのネジ締めも、インパクトの強い回転打撃で楽々こなせます。
【構造材へのネジ締め作業】
2×4材などの厚い木材同士を繋ぐ作業や、根太・大引きへのネジ締め作業など、素材に強くネジを打ち込む場面でインパクトドライバーは特に重宝します。
【ボルト・ナットの締め付け作業】
ソケットビットを使えば、六角ボルトや六角ナットの締め付け作業にも対応できます。ただし、インパクトドライバーは打撃が強いため、締めすぎてネジ山がなめてしまうリスクがある点には注意が必要です。締め付けトルクの管理が必要な作業では、トルク管理機能付きのインパクトドライバーを選ぶか、ドリルドライバーと使い分けるのが一般的です。
【大量のビス打ち作業】
建築・内装・外構工事など、プロが行う大量のビス打ち作業において、インパクトドライバーは作業効率を大幅に高めてくれます。作業スピードと打撃力の高さが、プロ現場でインパクトドライバーが定番工具として定着している理由です。
❌ インパクトドライバーが苦手な作業
インパクトドライバーは高いパワーゆえに、精密なネジ締め作業や繊細な素材への作業では注意が必要です。
【細いネジ・小さいネジのネジ締め】
インパクトドライバーの強い打撃力は、細いネジや小さいネジには過剰すぎることがあります。ネジ頭のプラスドライバー溝がなめる(つぶれる)、素材が割れる、ネジが貫通してしまうといったトラブルが起きやすいです。小さいネジを使う家具の組み立て作業や精密機器の作業には、ドリルドライバーが適しています。
【穴あけ(ドリル)作業】
インパクトドライバーは基本的に穴あけ作業を苦手としています。ドリルビットを装着して穴あけに使う方もいますが、インパクトの打撃がかかることでドリルビットが折れやすくなったり、穴が歪んだりするリスクがあります。
穴あけ作業が主な目的なら、ドリルドライバーまたは振動ドリルを使うことを工具専門店では案内します。
【石膏ボードへのネジ締め作業】
石膏ボードはもろい素材のため、インパクトの打撃によって表面が割れやすくなります。石膏ボードのネジ締め作業には、クラッチ機能付きのドリルドライバーや専用のボードビスドライバーが適しています。
③ ドリルドライバーが得意な作業・向いている場面を詳しく解説

インパクトドライバーほど知名度は高くないかもしれませんが、ドリルドライバーはDIY初心者にとって非常に使いやすい電動工具です。
クラッチ機能によるトルク調整ができるため、ネジを締めすぎるリスクが少なく、初めて電動ドライバーを使う方でも安心して作業できます。
ここでは、ドリルドライバーが特に力を発揮する作業と、向いている場面を詳しく見ていきましょう。
✅ ドリルドライバーが得意な作業
ドリルドライバーは、精密なネジ締め作業と穴あけ作業をバランスよくこなせる、万能性の高い電動工具です。
【家具の組み立て作業】
IKEA製品やホームセンターの組み立て家具など、細いネジや小ネジを使った組み立て作業にドリルドライバーは最適です。クラッチのトルク段階を低めに設定しておけば、ネジ締めすぎによる素材へのダメージを防ぎながら、確実にネジを締め付けられます。
【木材・石膏ボードへの穴あけ作業】
木工用ドリルビットや石膏ボード用ビットを使った穴あけ作業は、ドリルドライバーの得意分野です。ドリルドライバーは回転のみで穴あけを行うため、ドリルビットへの負担が少なく、正確な穴あけ作業ができます。
【壁掛け棚・ビス打ち作業(軽量物)】
小さな棚受けや写真フレームの取り付けなど、比較的軽いものを壁に取り付ける作業では、ドリルドライバーのトルク管理機能が大いに役立ちます。インパクトドライバーのような大きなインパクト音もなく、近隣への騒音を気にしながらの作業でも使いやすいです。
【精密なネジ締め作業が必要な場面】
電子機器のケース取り付け、自転車のパーツ交換、バイクの外装パーツのネジ締めなど、トルク管理が求められる繊細な作業にはドリルドライバーが向いています。ネジ締めすぎによってネジ山がなめたり、素材にクラックが入ったりするリスクを、クラッチ機能が自動的に防いでくれます。
【DIY初心者の最初の一本として】
工具専門店でよく受ける相談に「最初の一本、何を買えばいい?」という質問があります。作業内容が決まっていない段階での購入であれば、穴あけとネジ締めの両方に対応でき、クラッチで失敗しにくいドリルドライバーを最初の一本として案内するケースが多いです。
❌ ドリルドライバーが苦手な作業
【長いネジ・太いネジのネジ締め作業】
ドリルドライバーは回転力(トルク)のみでネジを締めるため、65mm以上の長尺ネジや太い径のコーススレッドになると、パワーが不足して最後まで締め切れないことがあります。無理に締めようとするとモーターへの負担が増し、工具の寿命を縮めてしまいます。
【硬い素材への大量ネジ締め作業】
合板やLVL材など密度の高い木材に多数のネジを打ち込む作業では、ドリルドライバーでは時間がかかるうえ、疲労感も大きくなります。こういった作業はインパクトドライバーの方が効率的です。
④ 結局どちらを選べばいい?用途別・予算別の選び方ガイド

「インパクトドライバーとドリルドライバー、どちらを選べばいいのか分からない」という方のために、用途・使用頻度・予算の視点からすっきり整理します。
工具専門店での接客経験をもとに、「こんな方にはこちらをおすすめ」という形で案内します。
用途によって異なりますので、自分のメイン作業が何かを先に確認するのがポイントです。
🏡 用途別おすすめ選択ガイド
【家具組み立て・軽いDIYが中心の方 → ドリルドライバー】
家具の組み立て作業、壁に棚を取り付ける作業、ちょっとした修繕作業など、日常的な軽めのDIY作業が中心であれば、ドリルドライバーで十分対応できます。クラッチ機能付きのドリルドライバーは、初心者でも安心してネジ締め作業ができるため、「電動ドライバーを初めて使う方」に工具専門店では最初にドリルドライバーを提案することが多いです。
【ウッドデッキ・外構・本格DIYが中心の方 → インパクトドライバー】
ウッドデッキの施工、フェンスの設置、大規模な木工作業など、長いネジを大量に締め付ける本格的なDIY作業が中心であれば、インパクトドライバーが圧倒的に使いやすいです。インパクトドライバーの打撃力と作業スピードは、こうした大型のDIY作業で大きな差を生みます。
【穴あけ作業がメインの方 → ドリルドライバー(または振動ドリル)】
木材・合板・プラスチックへの穴あけ作業が主な目的なら、ドリルドライバーが基本選択肢になります。コンクリートや石材への穴あけが必要な場合は、振動ドリルまたはハンマードリルを検討してください。インパクトドライバーはドリル作業に不向きですので、穴あけメインの方には向いていません。
【車・バイクの整備が中心の方 → 用途によって異なります】
車やバイクの整備に電動ドライバーを使いたい場合は、少し慎重な選択が必要です。
一般的なプラスネジの脱着であればドリルドライバー、ボルトやナットを効率よく緩める・締めるならインパクトレンチ(インパクトドライバーとは別工具)という組み合わせが現場では多く見られます。インパクトドライバーをボルト・ナットの締め付けに使う場合、締め付けトルクの管理ができないため、精密部品のネジ山をなめるリスクがある点に注意が必要です。
💰 予算別おすすめ購入プラン
【予算1万円以下】
コード付きの電動ドリルドライバーまたはコードレスの入門モデルを選ぶ価格帯です。作業頻度が低い方や、軽いDIY作業のみに使う方にはこのクラスで十分な場合も多いです。ただし、作業内容や使用頻度によって差があります。バッテリーの持ちや耐久性では上位機種に劣るため、使用頻度が高い方は次の価格帯を検討してください。
【予算1万円〜3万円】
コードレスのドリルドライバーまたはインパクトドライバーのスタンダードモデルが揃う価格帯です。DIYユーザーや軽作業の多い方にとって、最もコストパフォーマンスの高い選択肢が集中しています。マキタ・日立(HiKOKI)・パナソニックなどの国内大手メーカーの入門〜中堅モデルはこの価格帯で購入できます。
【予算3万円以上】
プロ向けのモデルや高性能バッテリーを含むセットモデルが揃う価格帯です。作業頻度が高い方・本格DIYerの方・プロの方はこの価格帯への投資が長期的なコストパフォーマンスを高めます。バッテリーの互換性(同一メーカーの他の電動工具と共有できる)も選択基準の一つとして重要です。
工具専門店がよく伝えるポイントとして、「安い工具を買って使いにくくてすぐ買い替えるより、最初から適切なモデルを選ぶ方が結果的にコストを抑えられる」という考え方があります。
【単品とセット、どちらがいいのか?】
インパクトドライバーもドリルドライバーも、本体のみの単品販売とバッテリー・充電器をセットにしたセット販売があります。初めて購入する方はセット品を選ぶのが基本です。バッテリーと充電器を別々に買うとかえって割高になることが多く、また最初からバッテリー2本入りのセットを選んでおくと、作業中にバッテリー切れで中断するストレスがなくなります。
🔋 バッテリーの互換性は購入前に必ず確認
電動工具を複数揃える予定がある方は、バッテリーの互換性を最初から意識して選ぶことが重要です。
マキタ・HiKOKI・パナソニックなどのメーカーは、同一メーカー・同一電圧のバッテリーであれば、ドリルドライバー・インパクトドライバー・サンダー・丸ノコなど、様々な電動工具で共用できます。
最初の一台を選ぶ時点で「将来どのメーカーの電動工具で揃えるか」を意識しておくと、長期的なコストを大幅に抑えられます。
⑤ 工具専門店がよく受ける失敗例と購入前の注意点

工具専門店では、購入後のトラブルや「買い直し」についての相談も少なくありません。
ドライバー選びで実際に多い失敗パターンと、その対策を工具専門店の現場目線でまとめます。
「同じ失敗を繰り返さない」ために、購入前にぜひ確認してください。
⚠️ よくある失敗例①:インパクトドライバーで小さいネジをなめてしまった
インパクトドライバーを買ったはいいものの、家具組み立て作業や細いネジの締め付け作業に使ったら、ネジ頭の溝がつぶれてしまった(なめてしまった)というトラブルはよく聞かれます。
インパクトドライバーの強いインパクト(打撃)は、細いネジに対して過剰な力を与えるため、ネジの頭がつぶれやすくなります。また、ビットがネジ溝から外れやすくなる(カムアウトしやすくなる)という問題も起こります。
対策:細いネジや小さいネジのネジ締め作業にはドリルドライバーを使い、インパクトドライバーは長いネジや硬い素材へのネジ締め作業に限定して使い分けることが基本です。
⚠️ よくある失敗例②:ドリルドライバーで長いネジが最後まで締められなかった
ウッドデッキを作ろうとしてドリルドライバーを購入したが、75mm・90mmの長いネジが最後まで締め切れない、途中で止まってしまうというケースです。
ドリルドライバーの回転力(トルク)は、ある程度の長さや太さのネジ締め作業には力が不足します。特に硬い木材や合板の合わせ目へのネジ締め作業は、ドリルドライバーだけでは非常に困難です。
対策:65mm以上の長いネジや硬い木材へのネジ締め作業が予想される場合は、最初からインパクトドライバーを選ぶことをおすすめします。ドリルドライバーでは力が足りずに無理をするとモーターを痛める原因にもなります。
⚠️ よくある失敗例③:ビットのサイズ違いでネジ締めに失敗した
電動ドライバーを買ったにもかかわらず、「ビット(先端の刃)が合わない」というトラブルもよく見られます。
プラスビット(十字型)にはNo.1・No.2・No.3というサイズがあり、ネジの大きさに合っていないビットを使うと、ネジ溝がなめてしまう原因になります。また、インパクトドライバー用のビット(インパクト対応ビット)と通常のビットでは強度の違いがあり、インパクトドライバーに通常ビットを使うとビットが折れるリスクがあります。
工具専門店では必ず「インパクト対応ビット」を選ぶよう案内します。インパクトドライバーには必ずインパクト対応と明記されたビットを使用してください。
⚠️ よくある失敗例④:コードレスのバッテリー電圧を間違えた
コードレスの電動工具を買い足す際に、すでに持っているバッテリーと電圧が違って使えなかったというケースもあります。
例えば、10.8V用のバッテリーしか持っていないのに、14.4Vや18Vのインパクトドライバーを買ってしまうと、バッテリーがそのまま使えません。
対策:電動工具を買い足す際は、手持ちのバッテリー電圧と新しい工具の対応電圧が同じかどうかを必ず確認してください。可能であれば同じメーカー・同じ電圧シリーズで揃えると、バッテリーを共用でき経済的です。
⚠️ よくある失敗例⑤:回転数・打撃数の見方を間違えた
インパクトドライバーのスペック表に書かれている「回転数(rpm)」と「打撃数(ipm)」の違いを理解せず、数字の大小だけでドライバーを選んでしまうケースがあります。
インパクトドライバーの性能を比較するときは、最大打撃数(ipm)・最大トルク(N·m)・バッテリー電圧の3点を総合的に見ることが重要です。
回転数だけが高くても、打撃力(インパクト)が弱ければ硬いネジ締め作業では力不足になります。作業内容や使用頻度によって差があるため、購入前に目的の作業に必要なスペックを確認することを工具専門店ではおすすめしています。
⑥ インパクトドライバーとドリルドライバーを両方持つべき?

「インパクトドライバーとドリルドライバー、両方持つべきですか?」という質問も、工具専門店でよく受ける相談のひとつです。
結論から言えば、作業の幅が広い方は両方あると確かに便利ですが、最初から両方そろえる必要はありません。
まず自分のメイン作業に合った一本を選び、作業の幅が広がったタイミングで買い足すのが、無駄な出費を防ぐ正しい順序です。
🔧 プロが両方持つ理由
プロの大工・内装業者・外構業者の多くは、インパクトドライバーとドリルドライバーを両方所持し、作業に応じて使い分けています。
・インパクトドライバー → 長いネジ・太いネジのネジ締め作業、大量のビス打ち作業
・ドリルドライバー → 穴あけ作業、細いネジのネジ締め作業、精密なトルク管理が必要なネジ締め作業
現場では1日に何百本ものネジ締め作業を行うため、作業ごとに最適なドライバーを選んで使い分けることが作業効率と品質管理に直結します。
DIYユーザーの場合でも、本格的なウッドデッキ施工・木工作業・内装リフォームに取り組む方は、両方所持して使い分けることで作業クオリティが大きく向上します。
🏠 DIY初心者は最初の一本に集中しよう
DIY初心者の方は、まず一本のドライバーで作業を経験し、「もう一本のドライバーがあれば、あの作業がもっと楽にできたのに」と感じた段階で二本目を検討するのがベストです。
工具専門店では、最初から「念のために両方」という購入は、あまりおすすめしていません。
工具は使ってみて初めて、自分の作業スタイルに何が必要かが分かるものです。
最初の一本の選び方:穴あけ作業が多い・繊細なネジ締め作業が多い → ドリルドライバー。長いネジ・大量のネジ締め作業が多い → インパクトドライバー。この基準で選べば大きくは外しません。
よくある質問(FAQ)
Q1. インパクトドライバーとドリルドライバー、DIY初心者はどちらを買うべきですか?
作業内容によって異なりますが、家具の組み立て作業・壁への棚取り付け作業・軽い木工作業が中心であれば、最初の一本はドリルドライバーをおすすめします。
クラッチ機能があるため、ネジ締め過ぎによるミスが起きにくく、穴あけ作業にも使えるためです。
一方、ウッドデッキの制作や大量のネジ締め作業が最初から分かっている方は、インパクトドライバーから入る方が作業効率が高まります。
迷ったら「自分が一番多くやる作業は何か?」を先に明確にしてから選びましょう。
Q2. インパクトドライバーで穴あけ作業はできますか?
インパクトドライバーに穴あけ用のドリルビットを装着して穴あけ作業を行うことは、物理的には可能です。
しかし、インパクトドライバーの打撃(インパクト)がドリルビットに想定外の力を加えるため、ビットが折れやすくなったり、穴が曲がったりするリスクがあります。
穴あけ作業がメインであれば、ドリルドライバーまたはドリルを使うことを工具専門店では強くおすすめします。
インパクトドライバーは、あくまでもネジ締め作業・ビス打ち作業に特化した電動工具として使うのが最も安全で効率的です。
Q3. インパクトドライバーは電動工具の中でも特に騒音が大きいですか?
はい、インパクトドライバーは動作中に「ガガガ」という打撃音(インパクト音)が発生します。
この音はドリルドライバーの回転音と比べてかなり大きく、集合住宅や住宅密集地での使用では特に注意が必要です。
一般的には、インパクトドライバーを使う際は「日中の常識的な時間帯」に作業を行い、夜間や早朝の使用は避けることが求められます。
最近では「防音インパクト」や「低騒音モード付きインパクトドライバー」も製品化されていますので、騒音を特に気にする方はそういったモデルを検討してみてください。
Q4. 車・バイクの整備にはインパクトドライバーとドリルドライバー、どちらが向いていますか?
車やバイクの整備では、用途に応じて使い分けるのが基本です。
プラスネジの脱着(外装パーツ・カウルなど)にはドリルドライバーの方がトルク管理ができるため安心です。
ボルト・ナットの脱着では「インパクトレンチ」が最も適しており、インパクトドライバーはソケットビットを使って代用することもできますが、精密部品への締め付けには不向きな場合もあります。
車やバイクの整備では、締め付けトルクの管理が非常に重要です。インパクトドライバーやインパクトレンチで本締めをする場合は、必ずトルクレンチで確認する習慣をつけることを工具専門店ではおすすめしています。
Q5. インパクトドライバーとドリルドライバーのビットは共通で使えますか?
基本的には同じ形状の六角軸ビット(1/4インチ六角軸)であれば、どちらの工具にも装着できます。
ただし、インパクトドライバーに使うビットは「インパクト対応」と明記されたものを選ぶことが重要です。
通常のビットはインパクドライバーの強い打撃(インパクト)に耐えられる強度がなく、折れやすいです。
インパクト対応ビットはドリルドライバーにも使えますので、インパクトドライバーとドリルドライバーを両方お持ちの方は、インパクト対応ビットで統一しておくと管理がシンプルになります。
まとめ:インパクトドライバーとドリルドライバーの違いと選び方
この記事では、インパクトドライバーとドリルドライバーの違いを仕組みから解説し、得意・不得意な作業、よくある失敗例、用途別・予算別の選び方まで工具専門店の現場目線でまとめました。回転の仕組みの違い、インパクトの有無の違い、クラッチ機能の有無の違い、得意な作業の違い、価格帯の違いと、それぞれの違いを理解することが工具選びの迷いを解消する一番の近道です。
最後に、重要なポイントを整理します。
・インパクトドライバー:回転+打撃(インパクト)の力でネジを締める電動工具。長いネジ・太いネジのネジ締め作業や大量のビス打ち作業を得意とする。穴あけ作業・精密なネジ締め作業には不向き。
・ドリルドライバー:回転の力だけでネジを締め、穴あけも行える電動工具。クラッチ機能でトルク管理ができ、細いネジや繊細な素材への作業に向いている。長いネジ・太いネジへのネジ締め作業には力が不足しがち。
・選び方の基本:まず自分のメイン作業を明確にする。家具組み立て・軽いDIY→ドリルドライバー、本格的な木工・外構・大量のネジ締め作業→インパクトドライバー。
・予算の考え方:最初から適切なモデルを選ぶ方が長期的なコストを抑えられる。バッテリーの互換性を最初から意識して選ぶことが重要。
「どちらを買えばいいか分からない」という方は、まず工具専門店でスタッフに相談することもおすすめです。作業内容を伝えれば、用途に合った最適なドライバーを提案してもらえます。
工具選びは、一度失敗するとネジをなめたり素材を傷つけたりと、余計なコストと手間が増えてしまいます。
この記事を参考に、自分の作業にぴったりの一本を選んでいただけると幸いです。
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