芸妓さん・舞妓さんの豆知識!舞妓さんのお化粧についての考察
舞妓と聞いて何を思い浮かべますか?
皆さんは、舞妓さんというと最初に何を思い浮かべますか?
衣装?髪型?お化粧?
子どもっぽさが大切な舞妓さんのお化粧
子どもっぽさを演出する工夫が施されている舞妓さんのお化粧について、今回はフォーカスを当てていこうと思います。
舞妓さんはもともと10代前半の子どもがなる職業でした。
その為、お化粧もお座敷のお客様から「おぼこい」と感じてもらえるような子どもらしさを強調する工夫がされています。
義務教育の関係で10代後半の舞妓さんが増えてきた現在は、お化粧で「おぼこさ」を伝えることも大事な表現の1つでしょう。
舞妓さんは衣装も髪型もそしてお化粧も「おぼこさ」を一番大切にすると言ってもいいでしょう。
話は逸れますが、『おぼこい』とは関西で主に使われている言葉で、小さな生き物や女の子に対して使われるとかわいらしいという誉め言葉となります。
まず、白、黒、赤、三色のみを使用する舞妓さんのお化粧は、「おぼこさ」を演出するための工夫がされているのです。
舞妓さんのお化粧の特徴は?
舞妓さんのお化粧の特徴といえばなんといっても白塗りだと思います。
当初は薄暗い室内で顔を目立たせるために始まったのですが、今では舞妓さんに欠かせないお化粧となっています。
下地
お化粧の手順として、一般的な女性のお化粧と同じで、まずは下地からです。
ただここで違ってくるのは、下地に「鬢(びん)付け油」を使用するというところでしょう。
お相撲さんや舞妓さんの髪の毛を結うときに使用するものです。
なんとなく、イメージがつきますか?
まずは手の上で温めたものを下地として塗っていきます。
ただ、舞妓さんは首と、着物の襟を抜いた時に見えるうなじから背中にかけても下地を塗っていきます。
練り白粉(ねりおしろい)
次に「練り白粉(ねりおしろい)」を塗っていきます。
普通はファンデーションですが、これが舞妓さんのファンデーションだと思ってください。
歌舞伎役者が塗っているものと同じです。
とても厚いものですが、毎日、毎日、自分で塗って上手になっていくそうです。
また、白粉を塗るときには「板刷毛(イタハケ)」という先が平らになっている筆を使います。
この後、パフで肌になじませていきます。
アイライン・眉
白粉を塗り終わったら、次はアイラインと眉毛をかいていきます。
舞妓さんメイクのアイラインと眉毛は、黒だけではなく赤も入れます。
人によってはほとんど赤の場合も。
目じりに赤、眉毛にも赤を入れて、最後に少しだけ黒を足すことで、さりげなく「おぼこさ」を演出しています。
舞妓のお化粧で使う赤は、「棒紅(ぼうべに)」と呼ばれる細く小さな固形状の紅です。
「棒紅」を水に溶かし、塗っていきます。
見ている限り、まつ毛はビューラーを使ってカールさせてはおらず、自然なまつ毛に、マスカラを塗る人は、塗る、ようです。
紅
顔のお化粧が済んだら最後に、紅で唇を塗ります。
上唇と下唇に塗ると思われますが、「見世出し」(舞妓のデビュー)のときは下唇にのみ塗ります。
唇を小さくおちょぼ口に見せて「おぼこさ」の演出です。
お姐さん(OJTみたいな芸子・舞妓)が「いいよ」って言ってくれたら上唇も塗れると聞ききました。
唇の上下に紅をさせるのは、だいたい1年くらい経ってみたいです。
京都の「かわいらしい」を詰め込んだ舞妓、少しでもお分かりいただけましたか?
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