芸妓さん・舞妓さんの豆知識!花街(かがい/はなまち)特有の言葉とは?
芸妓遊びの前に花街の専門用語を覚えよう!
芸妓遊びのできる店が集まる花街(かがい/はなまち)。
遊びに行った時に、知らない言葉が出てきたら焦ってしまいますよね。
今回はそうならないためにも、花街特有の意味を持つ言葉をいくつかご紹介していきます!
高野参り
花街の言葉で、お手洗い(トイレ)へ行くことを、「高野参り(こうやまいり)」と言います。
これは、高野(こうや)と、厠(かわや→こうや)をかけているもの。
さらに、高野山に行って「髪を落とす」と、お手洗いに行った時の「紙を落とす」もかけられている、とても高度な掛詞です。
お手洗いといえば、お茶屋遊びをした際、芸妓さんがお手洗いまで案内してくれた上、扉まで開けてくれたというエピソードを聞いたことがあります。
さらにお手洗いから出るとその芸妓さんが近付いてきて、お手拭きを渡してくれたのだとか。
こうした気遣いができる女性、とても素敵ですよね!
普段はなかなかない(人が多いはず)ので、こういった場面で特別感に浸れそうです。
おてぼん
2つ目はおてぼん。
花街の言葉で「盆に載せずに手で渡すこと」を指します。
実際には、盆に載せるかわりに手に乗せて客に茶菓子を出すときなどに使われるよう。
お客さまとしても、その方が親近感があり、嬉しいのでしょう。
ちなみに普段使われる「お手盆」は、「手皿」とも呼ばれる仕草で、全く別物ですのでご注意を。
和食を食べる際、汁が垂れるのを防ぐためにお皿を持っていない方の手を皿代わりにしてしまう、あの仕草のことです。
うっとこ
3つ目は「うっとこ」。
これは自分の家、という意味です。
「うっとこ」→「うちのところ」→「私の家」という意味ですね。
言われてみればわかりやすいです。
関西では方言として使っているところもあるとか。
ただ普段聞き慣れないと、いざというとき「え?うっとこ?」となってしまいそう。
これを機に覚えてみてくださいね。
お茶をひく
さて次は「お茶をひく」。
これは、お座敷のお呼びがかからないことです。
この言葉には2つの説があります。
1つは、かつて花街では、芸妓は客がいない時に葉茶を臼にかけて粉にする仕事をしていたから。
もう1つは、茶の葉をひいて抹茶を作るのが特に用事もなく、暇のある人の役割だったことから。
どちらにしても、暇だということですね。
たしかにお座敷がかからなければやることもなくなってしまいそう。
この言葉は、かつて遊郭でも使われていことから、かなり歴史のある言い方だとわかります。
可愛い舞妓さんが「お茶をひく」ようなことにならないために、お客さんたちは通い詰めるということです。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は普段なかなか使わない「花街特有の言葉」をご紹介しました。
ぜひ覚えて、お茶屋遊びの際には「あっ、これ知ってる!」となってもらえたら嬉しい限りです。
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