芸妓さん・舞妓さんの豆知識!舞妓さんの衣装についてまとめ
『おとこし』とは?
華やかな舞妓さん、芸妓さんの美しい着物姿の裏には、男衆さんという男性の着付け師の存在があることをご存知でしょうか?
男衆と書いて『おとこし』と読みます。
主に芸妓さん・舞妓さんの着付けを担当する男性の事を言います。
お年頃の舞妓さん着付けをなぜ男氏衆の男性がするのでしょう?
今回は着付けと男衆について少しお話させていただきます。
舞妓さんの着付けについて
お化粧が終わった舞妓さんは着物を着るのですが、着物と帯を合わせると黒紋付のい正装だと約10キロ、通常の衣装でもその重さはなんと約8キロほどになります。
裾引きの着物は現在の私たちが着る着物より身丈を長く、そして裾に厚く綿を入れて仕立ててあります。
裾捌きの美しさを見せるためでもあり、其の分、着物も重たいもので、正装だと比翼が付いた分、更に重たくなります。
その為きちんと腰帯を締め、伊達締めの変わりに緋の扱きでしっかりと抑えないと着崩れの元になります。
また舞妓さんの帯の長さは、6m50cm以上もあり、その長さは普段のお着物で使う名古屋帯(3m60cm~3m80cm程度)と比べると、倍近くにもなります。
長さに比例して、重さも出てくるため、とても1人で結べるようなものではありません。。。
これだけのものを、お座敷が始まる前の夕方2時間程の間で、十数人をお座敷の6時間から8時間程の間、大きな着崩れもなく、着直させることもなくように、着付けなければなりません。
女性の力でこれを締めるのは、なかなか大変な仕事です。
そこで男衆さんは、「置屋」と呼ばれる舞妓さん達の所属するお店まで行き、芸・舞妓さん達を着付けていきます。
手慣れた男衆の手にかかると約10分で着付が完成します。
先述にも記載いたしましたが、夕方~晩、彼女たちはお座敷に出て舞い、お客様のお相手をして、時に遊びます。
お人形のように座っていることはなく、遊びの中には全身を使うものもあります。
そんな座敷(彼女たちは「お花」と言うそうです)を一回二時間として(実際はいろいろですが)、一晩で何件もこなすことになります。
それも一軒のお茶屋さんの中のお座敷だけではなく、複数のお茶屋さんに足を運んでお座敷を勤めているわけです。
こうなると、着崩れもせず、着直しもせずにすむようにするには、男性の腕力が必要となるでしょう。
これは余談ですが、現在は廃絶した裏慣習としては芸妓の旦那さん(後援者等)になりたいと言うお客さんと、置屋(芸舞妓の所属事務所みたいなもの)、芸妓の間を取り持っているのも彼らのような出入りの男衆の役割でもあったようです。
今回は気力と腕力が必要な舞妓さんの着付け、京都花街の奥の奥にいらっしゃる数少ない男性たち、着付師、男衆のお話をさせて頂きました。
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