芸妓さんのお座敷遊びってどんな遊び？

 

今回は舞妓さんや芸妓さんと触れ合えるお座敷遊びとは、どのようなものなのかご紹介します。

お座敷遊びとは？

お座敷遊びとは、舞妓さんや芸妓さんの芸を鑑賞したり会話を楽しんだりすること。

花街にあるお茶屋さんや料亭で行われます。

お座敷遊びでよく聞くのが、｢一見さんお断り｣という言葉。

初めてのお客さまはお断りという意味で、お座敷遊びを利用するにはお座敷経験がある人と一緒に参加する、という決まりがあるのです。
こうした決まりごとのある理由は、信用できるお客さまに利用してもらうため。

舞妓さんの装飾品をはじめ調度品など、お茶屋さんには高価なものが多く飾ってあります。

そうした装飾品がお座敷遊びの中で万が一破損したような場合に、お客さまの身元が明らかなことが必要であるためです。
お座敷遊びが一見さんお断りなのには、そのようなきちんとした理由があったのですね。

お座敷遊びの内容

お客さまが入室した後、舞妓さんや芸妓さんの入室からお座敷遊びがスタートします。

その後宴会が始まり、歓談がひと段落したところで舞妓さんや芸妓さんの芸事が披露されます。

（お茶屋さんによって順序は異なります。)

 

このときに披露されるのは、舞妓さんや芸妓さんそれぞれが得意としている日本舞踊や長唄、三味線の演奏などです。
間近でこうした舞妓さんの芸を観ることができるのは、なんとも貴重な体験ですよね。

また、お座敷遊びのレクリエーションとして有名なものに、舞妓さんたちとできるゲームがあります。

お座敷でできるゲーム

お座敷遊びでできるゲームの中でも、代表的なものを2点ご紹介します。

まず一つ目は、おまわりさんというゲーム。

ルールはシンプルで、じゃんけんをして負けたほうが一回転し、勝ったほうは太鼓を叩くというものです。

そして2つ目はとらとら（虎挙）という浄瑠璃の物語をモチーフとしたゲーム。

身体のジェスチャーで表すじゃんけんのようなものです。物語の主人公(男性)はグーでジェスチャーは槍でつくポーズ、主人公の母親がパーで杖をつくポーズ、虎がチョキで四つん這いといった具合で、ジェスチャーとその勝敗の設定がされています。

これらのどのジェスチャーにするのかを決め、仕切った屏風でそれぞれ踊ったあとで姿を現しジェスチャーを示すと勝敗が決まるというのがこのゲームのルールです。
こうしたゲームは初めこそ気恥ずかしいものの、慣れるとかなり盛り上がるようですよ。

 

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