オイルフィルターレンチのおすすめは?サイズの調べ方と4タイプの選び方
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結論:オイルフィルターレンチは、自分の車のフィルターに合うサイズのカップ型を1つ買うのが基本です。
おすすめは KTC のカップ型(AVSA シリーズ)で、メーカーの適用表で品番を確かめてから選びます。
サイズが分からない人や複数台を整備する人は、取り外し専用の3本爪タイプ(KTC AVSA-6379)を足すと安心です。
オイルフィルターレンチとは、エンジンオイルのろ過をする「オイルフィルター」を回して脱着するための専用工具のことです。
オイルフィルターは「オイルエレメント」とも呼ばれます。
手で回せないほど固く締まっていることがあり、そのときにこの工具を使います。
この記事では、メーカーの公式サイトに載っている寸法・価格をもとに、DIYでオイル交換をする人向けに選び方をまとめました。
仕様と価格は2026年11月時点で確かめた内容です。
持っていない商品の使用感は書いていません。
この記事を書いた人:谷 清和(カーライフアンテナ)。
車好きで、整備は趣味で自分でやる程度のDIY派です。
台湾から輸入したオリジナル工具をECで販売していました。
整備士の資格はありません。
オイルフィルターレンチのおすすめ4つを比較表で見る
オイルフィルターレンチは、形で4つのタイプに分かれます。
カップ型、3本爪のアジャスタブル型、トヨタ車などのろ紙交換用、バンド型です。
ここでは、国内メーカーの公式サイトで寸法と価格を確かめられた4つを選びました。
下の表の「メーカー価格」はKTC・TONEの公式サイトの小売参考価格です。
「通販の目安」は2026年11月8日にAmazonと楽天市場で確かめた値段で、日によって変わります。
| 商品 | タイプ | 対応サイズ | 取り付けに使えるか | メーカー価格 | 通販の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| KTC AVSA-064 | カップ型 | 内寸64mm、14角 | 取り外し専用の記載なし | 2,760円(税別) | Amazonで1,909円前後 |
| TONE 3FW-64 | カップ型 | 先端64mm | 取り外し専用 | 2,100円(希望小売価格) | Amazonで1,240円前後 |
| KTC AVSA-6379 | 3本爪のアジャスタブル型 | 直径63〜79mm | 取り外し専用 | 10,600円(税別) | Amazonで6,282円前後 |
| KTC AVSA-R64A2 | ろ紙交換用のキャップ用 | 内径71mm | 取り付けにも使える | 9,140円(税別) | 楽天市場で5,970円前後 |
最初の1つは「自分の車に合うサイズのカップ型」です。
上の2つのカップ型は、通販で1,200〜1,900円ほどでした(2026年11月8日時点)。
サイズが合えばフィルターの底の凹凸にはまるので、力をかけても滑りにくくなります。
KTC カップ型オイルフィルタレンチ AVSA-064
内寸64mm・14角で、差込角9.5sq.のラチェットでも二面幅24mmのメガネレンチでも回せる。外周の凹凸で手で装着するときも滑りにくい
Amazonで見る楽天市場で見る
4つはこんな人に向いている
KTC AVSA-064は、自分の車のフィルターが64mmの14角だと分かっている人に向いています。
KTC のカップ型オイルフィルタレンチの製品ページによると、アルミダイキャストの一体成形で、重さは80gです。
TONE 3FW-64は、できるだけ安く64mmのカップ型をそろえたい人向けです。
TONE の 3FW-64 の製品ページでは、アルミダイキャスト製で質量77g、差込角9.5mmです。
メーカーの説明は「取り外し専用」なので、新しいフィルターは手で締めます。
KTC AVSA-6379は、フィルターのサイズが分からない人、軽自動車と普通車など複数台を整備する人に向いています。
3段の爪でフィルターをつかむ作りで、直径63〜79mmに対応します。
KTC AVSA-R64A2は、プリウスなど、ろ紙だけを交換するタイプのトヨタ車に乗っている人向けです。
キャップの形がカートリッジ式のフィルターと違うので、カートリッジ式用のレンチでは代わりにならない場合があります。
3本爪のAVSA-6379は、メーカーがろ紙交換タイプに使わないよう注意しています。
オイルフィルターレンチの4つのタイプの違い
オイルフィルターレンチのタイプは、フィルターのつかみ方で分かれます。
サイズが分かっていればカップ型、サイズが分からないときや大径のフィルターには3本爪やバンド型を選びます。
それぞれの特徴を表にまとめました。
| タイプ | つかみ方 | 向いている人 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| カップ型 | フィルターの底の凹凸にはめる | 自分の車のサイズが分かっている人 | サイズが1mm違ってもはまらないことがある |
| 3本爪のアジャスタブル型 | 爪でフィルターの外周をつかむ | サイズが分からない人、複数台を整備する人 | KTCのAVSA-6379は取り外し専用 |
| ろ紙交換用 | キャップの突起(リブ)にはめる | トヨタ車などのろ紙交換タイプ | 対応するキャップの径を確かめる |
| バンド型・チェーン型 | 帯や鎖を巻き付けて締め上げる | 大径のフィルター | KTCのFF-8095・FF-90110は取り外し専用 |
カップ型とは、ソケットのような形でフィルターの底にかぶせて回す工具です。
フィルターの底には、14角や15角の凹凸があります。
カップの内側がこの凹凸にぴったり合うので、力をかけてもグリップが逃げにくいのが長所です。
アジャスタブル型とは、サイズを調整できる工具のことです。
KTC AVSA-6379は、3段の爪と合わせて4点でフィルターを保持する作りだと、メーカーのページに書かれています。
爪の数で外周をつかむので、カップ型よりグリップする面は小さくなります。
固着したフィルターを外すときは、爪がしっかりかかっているかを確かめてから力をかけます。
バンド型とチェーン型は、帯や鎖をフィルターに巻き付け、回す力で締め上げてつかむタイプです。
KTCのバンド型は2サイズあります。
FF-8095は直径80〜95mm、FF-90110は90〜110mmの大径用です。
出典はKTC のオイルフィルタレンチの製品ページです。
メーカーは取り外し専用としています。
帯の内側にオイルが付くとグリップが落ちやすいので、使用する前にフィルターの油をウエスでふき取ります。
オイルフィルターレンチの選び方|4つのポイント
オイルフィルターレンチの選び方は、4つのポイントで決まります。
フィルターのサイズ、フィルターの種類、取り付けにも使うか、回す工具です。
上から順にチェックすれば、買ったのに使えない失敗を減らせます。
1. 自分の車のフィルターのサイズを調べる
カップ型を選ぶときにいちばん大事なのは、フィルターのサイズです。
サイズは「内寸(mm)」と「角数」の2つで表します。
KTCのカップ型は、内寸63mmから100.5mmまで14サイズあります。
KTCの製品ページから、主なサイズを抜き出しました(2026年11月時点)。
| 品番 | 内寸 | 外径 | 高さ | 角数 | 小売参考価格(税別) |
|---|---|---|---|---|---|
| AVSA-063 | 63mm | 72mm | 35mm | 14角 | 2,500円 |
| AVSA-064 | 64mm | 72mm | 35mm | 14角 | 2,760円 |
| AVSA-067 | 66.5mm | 74mm | 35mm | 14角 | 2,760円 |
| AVSA-073 | 72.5mm | 80mm | 35mm | 14角 | 2,980円 |
| AVSA-074 | 74mm | 82mm | 35mm | 14角 | 3,790円 |
| AVSA-079 | 79mm | 86mm | 40mm | 15角 | 2,980円 |
| AVSA-080 | 79.5mm | 86mm | 40mm | 15角 | 2,980円 |
63mmと64mm、79mmと79.5mmのように、1mm以下の差で別の品番があります。
見た目で「だいたい64mm」と決めて買うと、はまらないことがあります。
自分の車のサイズは、次の順で調べると確実です。
1. KTC のカップ型オイルフィルタレンチ サポートページの「国産車適用表」で、メーカー・車種から品番を探す
2. 今付いているフィルターの品番が分かれば、同じページの「一覧」から対応するレンチを探す
3. 分からなければ、ディーラーや整備工場にフィルターの品番を聞く
KTCは、同じエンジン形式でも、年式や純正部品の供給時期でサイズが異なる場合があると案内しています。
中古車や年式の古い車は、車種名だけで決めず、今付いているフィルターの品番まで確かめてください。
TONE オイルフィルターレンチ(カップ形)3FW-64
64mmのカップ型を安くそろえたい人向け。アルミダイキャストで質量77g、差込角9.5mm
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2. フィルターの種類を見る
オイルフィルターには、大きく分けて2つの種類があります。
金属の缶ごと交換する「カートリッジ式」と、キャップを外して中のろ紙だけを交換する「ろ紙交換タイプ」です。
ろ紙交換タイプのキャップは、カートリッジ式とは形が違います。
AVSA-R64A2は、トヨタ車のアルミ製・樹脂製のキャップ用です。
KTC の ろ紙交換用オイルフィルタレンチの製品ページによると、キャップの突起(リブ)で回す作りです。
かみ込みや滑りを防げます。
3本爪のAVSA-6379は、ろ紙交換タイプには使用しないようメーカーが注意しています。
キャップは形が違うので、カートリッジ式用のカップ型をそのまま使用できるとは限りません。
自分の車がどちらの種類かは、車の取扱説明書かディーラーで確かめてください。
KTC ろ紙交換用オイルフィルタレンチ AVSA-R64A2
トヨタ車のろ紙交換タイプのキャップ(内径71mm)専用。キャップのリブで回すので滑りにくく、プリウスなど狭い場所でも使える
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3. 取り付けにも使うかを決める
オイルフィルターレンチには、「取り外し専用」の商品があります。
3本爪のAVSA-6379、バンド型のFF-8095、TONEの3FW-64は、メーカーが取り外し専用としています。
新しいフィルターの締め付けには使えません。
取り外し専用の工具は、メーカーが取り付けに使わないよう注意しています。
新しいフィルターは、フィルターの箱や取扱説明書、車の整備書に書かれた締め方に従って取り付けてください。
KTCのカップ型(AVSA-063〜101)には、取り外し専用の記載がありません。
外周に凹凸があり、手でオイルフィルタを装着するときに滑りにくい作りだと説明されています。
ただし、締め付けに工具を使ってよいか、どこまで締めるかは、フィルターの箱や整備書の指示を優先してください。
4. 回す工具(差込角)を確かめる
カップ型やアジャスタブル型は、ラチェットハンドルなどにつないで回します。
つなぐ部分の四角い穴の大きさを「差込角」といいます。
KTC AVSA-064とTONE 3FW-64は、メーカーの公表で差込角9.5mm(3/8インチ)です。
AVSA-6379とAVSA-R64A2も、販売店の表記では差込角9.5sq.です。
9.5mmのソケットレンチを持っていれば、ラチェットハンドルをそのまま使用できます。
エクステンションバーをつなぐと、奥まった場所のフィルターにも届きます。
KTCのカップ型には二面幅24mmの六角部もあり、24mmのメガネレンチやスパナでも回せます。
ラチェットが入らない狭い場所で役に立ちます。
9.5mmのソケットレンチを持っていない人は、ソケットレンチセットの記事で9.5mmのセットを比較しています。
KTC アジャスタブルオイルフィルタレンチ AVSA-6379
直径63〜79mmのカートリッジ式に対応し、軽自動車から普通車まで1本で外せる取り外し専用
Amazonで見る楽天市場で見る
オイルフィルターレンチの使い方|交換の手順
オイルフィルターの交換は、オイルを抜いたあと、古いフィルターを外して新しいフィルターを付ける流れです。
下から作業する車では、ジャッキで車を上げることがあります。
作業は必ずエンジンが冷えてから始めます。
1. エンジンが冷えているかを確かめる(走った直後は始めない)
2. 車を上げる場合は、ジャッキで上げたあとジャッキスタンドで支える
3. エンジンオイルを抜く
4. フィルターの下にオイル受けを置く
5. オイルフィルターレンチをフィルターにはめ、反時計回りに回して緩める
6. 少し緩んだら、レンチを外して手で回し、フィルターを取り外す
7. 古いフィルターのパッキン(ゴムの輪)がエンジン側に残っていないか確かめる
8. 新しいフィルターを、箱や整備書に書かれた方法で締め付ける
9. 新しいオイルを入れ、エンジンをかけてフィルターのまわりから漏れがないか確かめる
レンチやフィルターがオイルで濡れているとグリップが落ちるので、ウエスでふいてから使用します。
フィルターを外すと、中に残ったオイルが垂れてきます。
オイル受けとウエスを先に用意しておくと、床や手を汚しにくくなります。
オイルの抜き方や、上から抜けるオイルチェンジャーについてはオイルチェンジャーの記事にまとめました。
古いパッキンが残ったまま新しいフィルターを付けると、パッキンが二重になってオイル漏れの原因になります。
外したフィルターにパッキンが付いているかを、毎回見てください。
交換の時期は車ごとに違います。
スズキのクルマの用語辞典では、オイルフィルターの交換時期の目安を次のように紹介しています。
| 車の種類 | オイルフィルターの交換の目安 |
|---|---|
| 軽自動車 | 1万km走行ごと |
| 小型・普通車 | 1万5千km走行ごと |
同じページには、交換時期は車の状態・車種・使用状況によっても異なるとあります。
自分の車の時期は、取扱説明書かメンテナンスノートで確かめてください。
オイルフィルターを外すときの安全の注意
オイルフィルターの交換で特に気をつけたいのは、やけどと、ジャッキで上げた車の下での作業です。
工具が合っていても、この2つは毎回気をつけます。
– 走った直後のエンジンとオイルは熱いので、冷えてから作業する
– ジャッキだけで支えた車の下に体を入れない(必ずジャッキスタンドを使う)
– サイズの合わないカップ型を無理に使用しない
– 工具が滑ってフィルターの缶がへこんだら、そのまま力をかけ続けない
– 外した古いフィルターと廃油は、自治体やお店のルールに沿って処分する
ジャッキスタンドの選び方と使い方はジャッキスタンドの記事にあります。
オイルで手が汚れる作業の手袋はメカニックグローブの記事で選び方をまとめました。
フィルターの缶がつぶれて回らなくなったら、作業を止めてディーラーや整備工場に相談してください。
取り付け部からオイルがにじんでいるときも同じです。
オイルフィルターレンチを買う前のチェックリスト
オイルフィルターレンチを買う前に確かめたいのは、「サイズが合うか」と「取り外し専用かどうか」の2つです。
購入の前に、次の7つをチェックしてください。
– 自分の車がカートリッジ式か、ろ紙交換タイプか
– メーカーの適用表で、車種から品番を確かめたか
– 今付いているフィルターの品番まで確かめたか(年式で変わる場合がある)
– 内寸のmmと角数(14角か15角か)が合っているか
– 取り外し専用か、取り付けにも使えるか
– 差込角9.5mmのラチェットか、24mmのメガネレンチを持っているか
– オイル受け、ウエス、ジャッキスタンドを用意したか
よくある質問(FAQ)
オイルフィルターレンチは何mmを買えばいい?
自分の車のフィルターに合うサイズを、メーカーの適用表で確かめてから買います。
KTCのカップ型は63mmから100.5mmまで14サイズあります。
63mmと64mmのように、1mm違いの品番もあります。
年式でサイズが変わる場合もあるので、今付いているフィルターの品番まで確かめると確実です。
オイルフィルターレンチは締め付けにも使える?
商品によります。
次の3つは、メーカーが取り外し専用としています。
KTCのAVSA-6379(3本爪)、バンド型のFF-8095、TONEの3FW-64です。
新しいフィルターは、箱や整備書に書かれた締め方で取り付けてください。
サイズが分からないときはどれを選べばいい?
3本爪のアジャスタブル型が向いています。
KTCのAVSA-6379は直径63〜79mmのカートリッジ式に対応します。
ただし取り外し専用で、ろ紙交換タイプには使えません。
オイルフィルターレンチを回す工具は何を使う?
差込角9.5mm(3/8インチ)のラチェットハンドルで回します。
KTC AVSA-064とTONE 3FW-64は、メーカーの公表で差込角9.5mmです。
KTCのカップ型は二面幅24mmの六角部も付いていて、メガネレンチやスパナでも回せます。
オイルフィルターはどのくらいで交換する?
目安は車によって違います。
スズキの用語辞典では、軽自動車は1万km走行ごと、小型・普通車は1万5千km走行ごとです。
自分の車の時期は取扱説明書で確かめてください。
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